エドワーディアン　オープンワーク　ダイヤモンド　ネックレス＆ブローチ
スイス　1910年頃
オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、ローズカットダイヤモンド
プラチナ
サイズ4,5cm×2,5cm　重量10,4g
ハンドメイド・プラチナチェーン　38cm(ボックス型クラスプ付き)
オリジナルケース付

実に美しいフォルムと限りなく繊細精緻なプラチナワーク、それにオリジナルケースには、象牙の柄のねじ回しとブローチ用金具までセットされているのだから感激です！♪

これはプラチナだけでゴールドバックではないのでアールデコ初期（1920年頃）だと思ったのですが、プラチナの量を出来るだけ減らそうとした美しい透かしと優美なデザインであること、ブローチ用金具のピンはゴールドを使っていることから1910年頃のエドワーディアンの物だと判断したのです。

プラチナが今の数十倍もした時期のジュエリーとしては異例のことで、それだけにこのネックレス＆ブローチが如何に特別な物として作られたかが分かります！

それにこのタイプのジュエリーとしては、4,5cm×2,5cmとまるで日本人の女性のために作られたような小さくて美しい物です。
ヨーロッパの女性には小さすぎるので、これは特別にオーダーされたジュエリーに違いありません！
だからゴールドバックではなくプラチナだけで作られているのです。

ミル（縁のギザギザ）の打ち方にしても、下に下がる三本のパーツの僅か1mm未満の細い部分になんと二列にミルを打っているのです！
肉眼では分からないような繊細至極の仕事ですが、これは見た時にきりっとしたシャープなイメージを与えることで、美しいと感じる重要な役目を果たしているのです！

上部のローズカットダイヤモンドがセットされた、13個のマーキーズシェイプのパーツを使った装飾も秀逸です。

中央の大きなダイヤモンドの外側のラインは、その外側のラインに寸分の狂いもなくぴったり合っていますが、これは作者の類い希な高度な技術を示すものです！

下に下がっている三本のパーツにセットされた少し大きめのダイヤモンドは、フレームが六角形なのが良いですね〜♪