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ファーナー社のマルカジット ブローチ ドイツ 1920年から1930年頃 ファーナー社 マルカジット(マーカサイト)(鉱物学的には黄鉄鉱) シルバー 3cm×7,5cm 重量10,4g アンティークのケース付き SOLD 渋いですね〜!♪ マルカジットは18世紀にはダイヤモンドの代用品として使われています。 ロンドンなどの都市の郊外では、武装強盗団の襲撃が日常茶飯事で、とても本物のダイヤモンドを付けられる状況ではなく、旅に出る時は、本物と全く同じ作りのマルカジット・ジュエリーを付けていたようです。 ダイヤモンドとは違う金属光沢があるので、このブローチのようにグレードの高い銀細工に使うとなかなか乙な物ですね♪ マルカジットはアールデコの時代に低価格のアクセサリーとして流行したので、マシンメイドの粗製濫造の物が大半ですが、そんな中でもこのドイツのファーナー社の物は別格の出来の良さなので扱うことにしました。 さすがになかなかの良いデザインで、葉の部分にはミルを丹念に打っているのが、普通のマルカジットとは違います。 この仕事を始めたばかりの40年前に、ロンドンで初めてマルカジットを買ったのですが、それを売っていたディーラーがオーストリア出身で、これはマルカジットという石を使った物だと教えてくれたのでした。 実は英語ではマーカサイトと言うのですが彼女の英語がドイツ語のなまりがあったのでマルカジットになっちゃったんです!(笑) 何せ僕は日本で最初のアンティークジュエリー・ディーラーでしたから、マルカジットと言う言い方が日本中に広まったという訳です(笑)。 アンティークのマルカジットのジュエリーが大人気だったので、いつの頃からか、またマルカジットを使った数千円で買えるような(たぶん中国製?)物が作られるようになったのですが、それらの物はマーカサイトという名前で販売されています。 石を爪でなんか留める訳もなく、全部接着だからすぐに石がボロボロ落ちちゃうでしょうね(笑)。 アールデコのジュエリに付いては《アールデコのジュエリーと小物》をご覧ください。 |
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立体感を出した美しい形で石の留め方を丁寧です。 葉脈をミルで表現しているのが素晴らしい!♪ 時代の成せる技ってとこですね。 |
すみませんm(__)m 品物があんまり沢山ありすぎて裏を磨かないで撮った写真です。 もちろんお渡しすうる前に綺麗に磨きます。 |