スタイリッシュなエドワーディアン　ダイヤモンド・リング
ヨーロッパ　1910年頃
オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド
ローズカットダイヤモンド、プラチナ＆ゴールド（18K）
ベゼルの縦1,8cm
サイズ13号（変更可能）
Sold

でも側面の画像で分かるように、ベゼルからシャンク根元は表面がプラチナで裏面がゴールドです。

プラチナが1905年に製錬技術が開発され価格が少し下がったので、革命的な新素材として爆発的な人気になったのですが、現在のプラチナの価格に比べれば、数十倍という想像を絶する高価な物でした。

それにプラチナは近代兵器の材料には欠かせないレアメタルでもあったので、第一次大戦（1914年〜1917年）が近づくとともに価格が上昇
したのですが、大戦が終わるとロシアのプラチナの産出量が増え、さらなる技術革新とともに大幅に値下がりしたのです。

だから1920年以降のアールデコのジュエリーでは、プラチナにゴールドバックのジュエリーは姿を消し、プラチナだけのジュエリーになるのです。

以上のことからこのダイヤモンド・リングはエドワーディアンの指輪だと断言出来るのです。

とても上質のダイヤモンドを縦に五個並べて、その上下を左右からシャープなラインの腕で支えるようなデザインは、実に素晴らしいデザインです！！♪

先端を鋭くした美しい曲線は100年も前の物とは到底思えない斬新なデザインです！！

エドワーディアンからアールデコの高級なジュエリーは、ミルを打ってあるのが普通ですが、この指輪はミルを打っていません。
これはコスト削減の為ではなく、意識的にミルを打っていないのだと思います！

ミルを打たないことでよりシンプルな美を意識してのことなのです！

これだけの素晴らしいデザインの指輪を作った職人のセンスの良さには感服するのみですね。


この指輪は、ぜひスタイリッシュなファッションの女性に付けて頂きたいものです。



優れたアンティークジュエリーは裏を見れば分かるのは常識ですが、この指輪の裏は素晴らしいデザインに相応しい見事な仕事がしてあります。
石の裏の窓の開け方は普通ではありません！
この完璧な作りと完成度の高い仕上げは見ていて惚れ惚れするばかりです！