フレンチ エナメル細密画 ブローチ アンティークジュエリー エナメルミニアチュール(細密画)
ブローチ
『花を持って踊る妖精』
フランス 1902年から1910年頃
ローズカットダイヤモンド、
18K、プラチナ
直径3,1cm
重量12,6g
オリジナルケース付き
Sold
このエナメルミニアチュール・ブローチは一目見た時に、幻想的な美とハイレベルの金細工のコラボレーションを感じる作品です。

画像だけでは分からないことですが、実物は背景の濃い紅色に紫のドレスを着た妖精が浮かび上がる、とても幻想的なエナメル・ミニアチュールです。

それはこのエナメル・ミニアチュールが凹面に描かれているからです。

それに素晴らしいゴールドの透かしのフレームと、プラチナと極小のローズカットダイヤモンドのフレームが、ファンタジックなエナメルミニアチュールをよりいっそう印象深い作品仕立て上げているのです。

この作品は、英国王室御用達で1662年創業のSPINK&SON社で扱われたことが納得出来るというものです。

1円玉サイズ 実物大 ←実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。

側面 この画像でエナメルミニアチュールが凹面に描かれていることが分かります。

しかもプラチナにローズカットダイヤモンドのフレームを一段高くしてあるので、凹面に描かれたエナメルミニアチュールによりいっそうの立体感を感じるのです。

アンティークジュエリー エナメルミニアチュールが凹面に描かれていることで、光の当たり方によって濃い紅色の濃淡が微妙に変化し、幻想的な美を感じるのです。

もし、このエナメルミニアチュールが凹面ではなくフラットな面に描かれていたら、ここまで印象深い作品にはなっていなかったのです。

エナメル(七宝)は大変難しい技術ですが、特にエナメルで細密画を描くことは、少しでも七宝の経験がある人なら、こんなこと出来る訳がないと言う程難しいことなのです。

だから今では簡単なエナメルのジュエリーはあっても、エナメルの細密画のジュエリーなんてある訳は無いのです。

それだけいエナメルミニアチュールのアンティークジュエリーは、もっともっと高く評価されるべきなのです。

エナメルミニアチュール(細密画)については《知らざるエナメルの魅力》をご覧ください。
アンティークジュエリー
アンティークジュエリー この素晴らしいゴールドの透かしは、滅多に見ることのない見事な出来映えです。

すべてをタガネで彫りヤスリで仕上げているのですが、余程の高度な技術と相当な手間を掛けないと出来ない超難度の仕事なのです。

それにこの作品が作られた時代は、まだ一般的にはプラチナが使われていなかった時代だけに、極めて高価な素材を使っているということは、如何にこのエナメルミニアチュールが特別の作品として作られたかの証なのです。

ケース ケース メカー名

このエナメルミニアチュールはオリジナルの高級な革ケースに入っています。

ケースの内張には、ロンドンにあった創業1662年の老舗オリエンタル美術商で、コインやメダルも扱っていたSPINK&SONと箔押しされています!

英国王室御用達の文字とクラウンが箔押しされています。

SPINK&SONは、1902年から1927年までこの住所に会社があったので、このエナメルミニアチュールは当時フランスから輸入した物を SPINK&SONが扱ったということなのです。

唯、THE QUEENと箔押しされているのは、1901年にエドワード7世が王位に即位しているので不思議なのですが、ヴィクトリア女王が存命だった頃に輸入された物なのだと思います。

SPINK&SONは、1927年にデューク社に買収され、創業者一族の会社ではなくなり、今はオークション会社であり、英国の勲章を作るメーカーでもあります。

ケース アンティークジュエリー

裏
フレームの裏を見れば如何に良い作りかが分かります。


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