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この簿ローチと指輪はセットではありませんが、同時代の物ですし、まるで同じ人が注文して作らせたようにさえ感じます。 この二つはセットで使ったら両方とも生きるでしょうね!♪ 指輪は明日ご紹介する予定です。 |
このリボン・ブローチは、まるで布のリボンのようなうねりをプラチナと金を貼り合わせた板を曲げることで表現していますが、これほど独創的なデザインは滅多にある物ではありません!! そして美しいうねりを引き立たせるために、当時の最先端の石留めの技術であるカリブレカットの技法を駆使しているのです!! サファイヤはカリブレカットて留められていますが、この留め方は石を留めるのに爪を使うのではなく、レール状のラインに石を置いて両側の縁を僅かに伏せて留めるのです。 石と石の間に爪が見えないので、サファイヤの美しいブルーラインが際立ちますし、うねりも強調されることで、より立体感を感じるのです!! サファイヤはグラデーションになっていますが、ブルーのラインが隙間無く見えるようにするには、一つづつ形や大きさの違う台形にカットしなければなりませんし、これだけうねりのある立体的な構造なので、縁を伏せて石を留める作業は、非常に高度な技術を要します!! だからこのような独創的なデザインのジュエリーは、僕もこの38年間で初めて見る 極めて珍しい物なのです!! 横が8cmと長さがありますが、細長いスタイリッシュなデザインなので、大きすぎて使いにくいことはありません。 むしろとても使いやすく、付けた時にはとても見栄えのするブローチです!♪ アンティークジュエリーのことは全く分からない人でも、センスの良い人ならきっと何と個性的なデザインの美しいブローチなんだろうと思うに違いありません! |
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アールデコ カリブレカット・サファイヤ リボン ブローチ イギリス 1920年頃 カリブレカット・サファイヤ、オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、プラチナ&ゴールド(18ctゴールド) 1,5cm×8cm ※ほぼ同年代の特製ケース付き 重量 17,4g Sold |
表面はプラチナで裏がゴールドなのは、プラチナが武器にレアメタルとして使われた為に、第一次世界大戦が始まり武器が大量に作られるようになった為に、今の数十倍もの高い価格だったからです。 第一次世界大戦は1917年に終わりますが、戦争が終わったからといってプラチナ不足がすぐに解消する訳ではないので、おそらく戦争が終わってからも数年間はプラチナが高かったと思われます。 だからプラチナにゴールドバックという典型的なエドワーディアンの作り方ではあっても、このリボンブローチのデザインは正にアールデコの逸品と言える斬新なデザインなのです! プラチナにゴールドバックのジュエリーは、時代感がはっきり出ていますし、裏がゴールドなのは見えない部分に凝るような楽しさを感じます♪ |
うねりのある立体的な作りにセットされた、多数のオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドの輝きは、光の当たり方にも変化を与えるので、フラットなデザインのジュエリーとは比較にならないほどの美しい輝きがあるのです!!♪ 実物をご覧になればその繊細で変化に富んだ美しい輝きに感激されることでしょう!♪ |
とても良い作りの皮ケースには、1941年と箔押しされていますが、これはこの年に傷んでいたケースを作り直してだれかにプレゼントしたからだと思います。1920年頃に作られたとしたら20年は経っていますから、皮のケースは傷んでいる可能性があるのです。 |
20年ほどの違いがあるとはいえ、ほぼオリジナルと言ってもよい素晴らしいケースに入っているのはラッキーなことだと思います。 |