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ベビーココナツ 香水瓶 ペンダント アンティークジュエリー ベビーココナツ 香水瓶 ペンダント アンティークジュエリー 実物大
1円玉サイズ ←実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。

香水瓶 ペンダント
フランス 1800年頃
ベビーココナツ(椰子の実の一種?)、18ctゴールド
30mm×25mm(ベビーココナツ本体のみ)
重量 8,9g
Sold
仮予約はメールかフリーコール0120-974-384
でどうぞ。

 これは10年程前にパリで見つけた物です。
 これを持っていたディーラーはベビーココナツ(椰子の実の一種?)と言っていましたが、果たしてそうなのかは分かりません。

 過去にもう一つだけ扱っていますが、全く同じ質感と彫りのタッチが似ていますし、それもベビーココナツと言っていました。

 汁が入っている何らかの木の実に穴を開け、汁を出して香水瓶にしているのだと思います。過去に扱った物も全く同じ質感だったので染めているのではなく、こういう色の木の実なのかも知れません。

 18世紀後期から19世紀初頭は、海外から珍しい花や植物が入って来るようになり、王侯貴族は館や庭園に温室を造らせ楽しみました。

 そんな中で花瓶に花を挿したデザインや植物をデザインの一部に取り入れたジャルデネッティ・ジュエリー(ジャルデネッティはラテン後で小さな庭という意味)が人気を博しましたが、この香水瓶の使っている木のみも海外から入ってきた珍しい物だったのでしょう。
ジャルデネッティ リング アンティークジュエリージャルデネッティ リング

 だからこの木の実の香水瓶もジャルデネッティ・ジュエリーに入れても良いのかも知れません。

 こういう自然の素材をそのまま使ったジュエリーで歴史的なエピソードのあるジュエリーこそ、アンティークジュエリーならではの面白みなのです!♪

 アンティークジュエリーほどいろいろ素材を使った物はありません!
 アンティークジュエリーほど奥の深い面白い物な他にありえないのです!

 このタイプの香水瓶は、10年ほど前に立て続けに二回の出会いがありましたが、その後は全く出会うことが無くなりました。

 彫ってあるモチーフもエキゾチックなもので、ワンシーンは馬に乗った人物と女性と鷲、もう一つのシーンは椅子に腰掛けた王と鹿を彫っています。

 何らかの物語を彫っているのでしょうが、素材の質感とちょっと稚拙な彫りが素朴な雰囲気を醸し出していて何とも魅力があります。

 こういう珍しい物をいつも探しているのですが、この二つ以外は38年間で見たことがありませんので、これが最後になるのかも知れません。

ベビーココナツ 香水瓶 ペンダント アンティークジュエリー

ベビーココナツ 香水瓶 ペンダント アンティークジュエリー ベビーココナツ 香水瓶 ペンダント アンティークジュエリー
ベビーココナツ 香水瓶 ペンダント アンティークジュエリー 彫り
ベビーココナツ 香水瓶 ペンダント アンティークジュエリー 底

底部まで模様が彫られています。↑



鹿が振り返っている方向を王が指さしていますが、これは馬に乗った男性をゆびさしているのかも知れません。

どんな物語なのか知りたいものですね。





ベビーココナツ 香水瓶 ペンダント アンティークジュエリー  金の蓋の細工も素晴らしいもので、1800年頃(イギリスで言えばジョージアン)ならではの彫金です!♪

 二本のチェーンは当時のハンドメイドですが、蓋に付いているチェーンは19世紀後期ぐらいの物です。

 下げるためのリングも後で付けられた物です。
ベビーココナツ 香水瓶 ペンダント アンティークジュエリー 蓋はぴったり閉まるので、今でも香水を入れて使えると思います。


南国の香りの香水でも入れて使ったら楽しいでしょうね♪


《1700年〜1840年頃のジュエリーと小物》についてのページもご覧下さい。

上部 上部までくまなく模様が彫られてあります。


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