イルカが彫られたインタリオは緑と赤の斑模様のブラッドストーンです。このイルカは現代のイルカとは少し違っていて、何故か鱗と背鰭があって温和な感じがしません、おそらく見たことのないイルカを想像して作ったものなんでしょう、どことなくユーモラスな感じがしていいですね(^-^)ちなみに古代ローマのインタリオのイルカにも鱗と背鰭がついてます。
イルカの背中に乗っているのは三重宝冠といってローマ法王がかぶっているクラウンです。
イルカは幸運のシンボルとして知られている他、こうして背中に人間や神々を背負って助けたという話しも多く「救済者」という意味もあり、お守りとして持たれても良いと思います♪それに彫りが良いんですよ、波の曲線の表現も大小の強弱や遠近間が表されていて良いですね、イルカの鱗や背鰭、尾の表現もかなり細かいところまで彫られているし、クラウンを背中に乗せたような躍動感溢れるポーズの表現も素晴らしい！
クラウンもこれだけの小さな面積にも関わらず、至る所に十字架が彫られています、顎で結ぶ紐まで彫り込まれていて凄いですね〜。

シールに彫られているインタリオはほとんどが紋章なんですが、これは三重宝冠が彫られているので紋章ではないですね。おそらく高貴な趣味人が特別に作らした物でしょう。だからこそアーティスティックで魅力あるインタリオなんだと思います。

彫金部分は立体感をだすように線の彫り方が工夫されていて、シャープですっきりした印象です。丸みを帯びた物にこのように綺麗な線を刻むことは難しいんですよ。摘む部分も個性的なデザインですし、深い彫がいい感じです。
本来シールは押して楽しむ物ですが、これは彫金の部分がシンプルなデザインで小振りですからペンダントとしても使いやすいのが嬉しいですね、チェーンで下げても素敵ですし、皮紐でも楽しそうです♪
実はこのような彫りの良いインタリオを持つということは、素晴らしい彫りの原型を持つということなんです。現代で原型を作るとかなり高額になりますし、これくらい良い彫の原型は作れませんからね。このインタリオのようにジュエリー、シール、お守りとしても使えて、更に彫りの良い原型としても使えるというのはかなりお得な気がします。
例えば、銀や金でお揃いのペンダントやリングを作って楽しめるということなんです。 恋人とペアで付けてもいいですし、お友達にプレゼントしてもいいですよね、ペットの首輪につけてあげても楽しいかもしれません。小元太はひとつ持ってます(^-^)