TOP (カタログ) |
メールマガジン | お問い合わせ (メール) |
Genと小元太の フォト日記 |
セミナー &クイズ |
アクセス・地図 |
ダイヤモンド バングル(ブレスレット) イギリス 1870年頃 オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、天然真珠、18ctゴールド 内径15,5cm(標準サイズ) Sold 上質のオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドの輝きは、現代のダイヤモンドのどれも同じようなちまちました輝きとは違います! 厚みのある石ならではの石の奥から出てくるような、ダイナミックな輝きと美しいシンチレーション(光の動き)があるのです!♪ そしてダイヤモンドを囲む半分にカットされた天然真珠は、140年もの時を経ても、厚化粧の養殖真珠とは違う自然の美しさを感じる照りで、アンティークのダイヤモンドと天然真珠の魅力的なコラボレーションになっているのです! でもこのバングルの魅力はそれだけではありません! 主役を引き立てる名脇役の金細工は、金細工の歴史上最も高く評価される、紀元前5〜6世紀のエトルリアの金細工を彷彿させるものがあるのです!! この金細工は、名脇役というよりも、名優二人の共演というべきでしょうね。 渦巻き状の縒り線細工は、19世紀の金細工では滅多に見ることのない珍しい物ですし、非常に高度な技術を要する細工なのです!! 美しい粒金と古代のビーデッドワイヤーにも似た彫金が、エドワーディアンやアールデコのプラチナジュエリーとはひと味違う、19世紀のゴールドジュエリーならではの魅力となっているのです。 |
||
|
||
渦巻き状の縒り線の部分の直径は僅か3mmしかなく、ということは、0,1mm〜0,2mmの金線を使った縒り線ということなのです!! これほど極細の金線を使った縒り線は、ジョージアンの一級品かエトルスカン様式のトップクラスの物でしか見ることのない物です!! これだけ細い金線は、もちろん現代では作れませんし、19世紀に於いても作れる職人は極めて少なかったのです! これだけ細い金線は、製作途中で切れてしまうし、それを均等に縒るのも高度な技術が必要なので、当時でもそれを作ることの出来る職人は僅かしかいなかったということなのです! 渦巻き状の縒り線から左に伸びる直線と渦巻き状の縁に打たれたミルのようなギザギザは、ヤスリで丹念に仕上げた物で、古代ギリシャのアルカイック期のビーデッドワイヤーにも似た所があります。 |
因みに現代のティファニーのゴールドバングルを検索して比較してみてください。笑っちゃうほどの差があるのに、価格は(@_@;)(?_?)エ?(笑) 世界中のどんな有名宝石店も1930年代で終わったしまったということなんですよ! カルティエもティファニーも日本で展覧会も開いて、創業期の物から現代までに物を展示して見せましたが、あれではっきりと1940年代以降に作られた物が如何に酷い物になっていったかがはっきり分かるのです(笑)。まあ、恥の上塗りをやっているのだけれど、関係者はそれすら分からない愚かな連中ってことなんです(笑)。 |
後部はナイフエッジのようになっているので、薄くすっきりしたシャープな美しさがあります! | ||