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『自分の恵まれた環境を忘れている人』にぴったりのブローチ イソップ寓話「オウムと猫」 ダブル ピンブローチ イギリス 1870年頃 ルビー、天然真珠、18ctゴールド オーム 高さ2cm 猫 1,7cm×1,9cm オリジナルケース付き Sold イソップ寓話をモチーフにしたブローチは、今まで『ネズミとライオン』などいくつか扱いましたが、どうも19世紀のイギリス人はイソップ寓話が好きだったようですね。 イソップ寓話「オウムと猫」は、『自分の恵まれた環境を忘れている人』を戒めるお話です。(身につまされる(笑)) こういう寓話をモチーフにしたブローチは19世紀のアンティークジュエリーらしい物の一つですね。 現代のジュエリーでは、こういう物を見かけないのは何故でしょう? 社会の違い、人間の違いを感じます。 唯、美しいだけのプラチナと宝石を使ったエドワーディアンやアールデコのジュエリーなどとはひと味違う、19世紀のゴールドジュエリーならではの魅力を感じます。 こういう味わい深いジュエリーが、20世紀に入ると、革命的新素材のプラチナ・ジュエリーの登場で姿を消して行ったのです。 これはオリジナルの皮ケースに入っていることからも、ハイクラスのジュエリーとして作られたことが分かります。 とても丁寧な良い作りですが、特にオームの彫金は見事です! 二つの小さな安全ピン型ブローチをチェーンでつないだダブル ピンブローチは、寓話のモチーフの定番です。 人生を豊かにしてくれる、イソップ寓話「オウムと猫」のブローチは如何でしょうか。 |
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イソップ寓話 1867年に刊行された英訳本 |
オームだけが完全に立体的な作りで猫は片面だけで差を付けています。 これは意識的にやったのかな? |
王冠の箔押しがあるのは、由緒正しき店で扱われたということでしょう。 | |
ケースの状態も良いです。 |