『ロココの華 ジャルデネッティ・リング』

 ルイ15世の愛妾で、才色兼備で知られたポンパドゥール夫人(1721年 - 1764年)を中心とする宮廷のサロン文化の最盛期に、海外から珍しい花や植物が入って来るようになり、王侯貴族は館へ庭園や温室を造らせ楽しみました。

 そんな中で花瓶に花を挿したデザインや植物をデザインの一部に取り入れたジャルデネッティ・ジュエリーが人気を博したのです。(ジャルデネッティはラテン後で小さな庭という意味)
 
 ロココ様式は1780年頃で最盛期は過ぎるのですが、ジャルデネッティ・ジュエリーは、マリーアントワネットがロココの女王と言われるぐらいにロココ様式の物が好きだったので18世紀末まで盛んに作られています。

 ジャルデネッティ・リングの人気は絶大で、フランスだけでなくイギリスなどヨーロッパ各国でも作られており、この指輪はジャルデネッティ・リングとしては最後の頃の1820年頃にイギリスで作られた物と思われます。

ジャルデネッティ・リング アンティークジュエリー ジャルデネッティ・リング アンティークジュエリー
ジャルデネッティ・リング アンティークジュエリー

ジャルデネッティ・リング
イギリス 1820年頃
ルビー、エメラルド、サファイヤ、イエローダイヤモンド、ステップカット・ダイヤモンド、オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、
18ctゴールド
ベゼル1,7cm×1,5cm 重量3g
サイズ 10号(変更可能)
Sold

ジャルデネッティ・リングやトワモア・リングのような名前が付いているリングは、当時絶大な人気があったからで、その中でもジャルデネッティ・リングは、今のアンティークジュエリー愛好家にとっては垂涎の的の指輪です!♪

特にこの指輪は、驚く程美しい色石が使われていますし、デザインもジャルデネッティ・リングならではのエレガントさを感じさせるものです!♪

特にダイヤモンドの産出量がとても少なかったこの時代に、イエローダイヤモンドが使われているのは、特筆すべきことです!!

ルビーの下の二つのダイヤモンドはオープンセッティングで、右下のダイヤモンドは、薄いブルーを感じさせる石でカットもステップカットなのが面白い!

いくつかの花を合わせたデザインで、石によって花びらの形を変え、銀と金を使い分けた作りは、細部まで気を遣った作者の心粋を感じさせるものです!


実物大
1円玉サイズ ←実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。
ジャルデネッティ・リング アンティークジュエリー
ジョージアン(19世紀初期)の指輪には、ヴィクトリアンの指輪とは違う抑制された優雅さを感じます。
ジャルデネッティ・リング アンティークジュエリー
シャンクのデザインもロココの雰囲気を意識したエレガントな物です。
このジャルデネッティリングは、際だって美しい色石を使っていることからも、貴族の女性が作らせた指輪に違いないのです!
側面 側面2
裏 裏2
裏3 センターのルビーの裏には、放射状の模様が彫られていますが、これも古い年代の証です。
ベゼル下部 ベゼル上部
シャンクが少し薄い板上なのは、金がとても高かった時代だからです。

湯部に填めた画像 この指輪は美しい色石を使ったいるので、付けた時に華麗な美しさを感じます。


でも約200年もの時を経た指輪ならでの時代感を感じるので、決して派手な感じではありません。

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