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皆さんにお願いがあります。 このブローチは直径が3,6cmで、決して大きな物ではないということを認識して頂いたうえでご覧になって頂きたいのです。 |
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カボッションルビー ギロッシュエナメル ブローチロシア?(フランスのインポートマーク付き) 1910年頃カボッションルビー、ローズカットダイヤモンド、ギロッシュエナメル、 ホワイト シャンルヴェ・エナメル、プラチナ、18ctゴールド 直径3,6cm 重量17,3g Sold 仮予約はメールかフリーコール(0120-974-384(携帯もOK)片桐にどうぞ♪ フランスのインポートマーク(フランスに輸入された時に付けられるマークで18ctゴールドを意味します)付きなので、フランス以外の国で作られたことになりますが、光の当たり方で変幻自在に変化するファンタジックで美しいギロッシュエナメルは、ロシア以外で作られたとは考えられません。 ロシアのジュエリーの金の純度は、ほとんどの場合、約14,5ctゴールドですが、特別に作られた物の中には18ctゴールドの物もあるのです。 あの世界一の美しいギロッシュエナメルの作品を作ったファベルジェに刺激され、ロシアでは優秀な工房が出現しているので、当時のロシアのエナメルの技術は世界のトップレベルだったのです。 このギロッシュエナメルはのブローチは、エナメルの部分がフレームに爪で留められているので、最初からブローチとして作られた物ではなく、何らかの箱に付いていた可能性が高いのです。 だとしたら貴族か王族が特別に作らせた箱に付けられていた可能性があると思いますし、その箱はファベルジェの可能性もあると思います。 このギロッシュエナメルは、そう考えたくなるほどの美しいエナメルなのです! |
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Aは乳白色で、Bはイエローに見えるので、皆さんは、これが同じ物だとは信じがたいかも知れませんね。 でも正真正銘AとBは同じ物なのです! |
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エナメルはガラス質の釉薬を塗って炉で熱を加えて発色させるのですが、温度や加熱する時間などの微妙な調節は全く職人の感に頼る作業なので、余程経験を積んだ高度な技術を職人でなければ出来ない難しい作業なのです。 このギロッシュエナメルは、光の当たり方で乳白色からイエローへと大きく変化する、幻想的な美しさを感じるのです!! これほどダイナミックに色が変化するギロッシュエナメルは、この仕事を38年間やっていますが、過去に見たことがありません!! この美しい色の変化こそ、このギロッシュエナメルの魅力なのです!! ネットの画像では、この美しさは分かりにくいと思いますが、このブローチを実際に手に取ってご覧になれば、きっとその美しい色彩の変化に感激されると思います!♪ |
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センターのカボッションルビーが、ファンタジックな雰囲気の良いアクセントになっています。 ルビーの色はエナメルの色彩にマッチするように、濃いピンクのルビーが使われています。 |
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このブローチのホワイトエナメルの使い方は、どこかロシアのジュエリーらしさが感じられます。 地模様が見え隠れしているのは、光の当たり方で変化するエナメルだからで、優れたギロッシュエナメルならでのものなのです。 |
このギロッシュエナメルは、ゴールドに繊細で複雑な模様をエンジンターンという技法で彫ってあるのですが、普通のギロッシュエナメルよりずっと複雑な模様です。 半透明なエナメルなので、この模様が光りの当たり方でファンタジックな美しさを醸し出しているのです。 ローズカットダイヤモンドの小さな石は、1mm以下の極小の石ですが、上質でカットも良いので、これだけ小さくても美しい輝きがあるのです。 プラチナの台座も繊細精緻なミルを打った完成度の高い作りです。 これだけ大きく拡大しても、プラチナの台座の隙間まで、全く斑の無い完璧なエナメルには驚きを感じます!! これは先にエナメルを施して、その後で プラチナの台座を付けていることになるのですが・・・。 そうすると、ガラス質の膜が普通よりも薄いだけに、穴を開けて裏からかしめて留めるのは、極めて危険な作業です!! 薄いガラス質の物に穴を開けるだけでも難しいのに、さらに裏で力を加えてかしめなければならないのですから !!! ちょっとでもミスしたらすべてが終わりですからね〜! 普通では考えられない超難度の仕事です!! やっぱりロシアのジュエリーは凄いことをやってますよ! |
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画像では全く分からないのが残念ですが、幻想的に変化する美しいギロッシュエナメルにセットされた、極小のローズカットダイヤモンドの繊細な輝きは、何とも魅力があります!♪ |
乳白色のエナメルが光の当たり方でイエローに輝くのは、下のゴール度の輝きと色が繁栄されるからです! 最上質のエナメルはゴールドに施されるのですが、それはエナメルの発色がゴールドを使った時が最も良いからです。 |
エナメルの部分をフレームに爪で留めているのは、最初からブローチとして作られた物ではなく、何らかの箱に付いていた可能性が高いのです。 だとしたら貴族か王族が特別に作らせた箱に付けられていた可能性があると思いますし、その箱はファベルジェの可能性もあるのです。 このギロッシュエナメルは、そう考えたくなるほどの美しいエナメルなのです! |
このホワイトエナメルは、シャンルヴェという技法で、ゴールドの板を彫ってそこにエナメルを施しているのですが、これだけ完成度の高い仕事は希に見る物です。 美しいエナメルを使ったジュエリーは、アンティークジュエリーならではの魅力です。 エナメルの詳しい技法と過去に扱った作品については【エナメルの技法】でご覧下さい。 アンティークジュエリー・セミナーで、希望者にはエナメルを中心にしたセミナーもやりますので、お気軽にお申し込みください。 |
側面から見るとフラットな形ではなく、立体感のある形なのが分かります。 |
何らかの箱に付いていた物で、普通のブローチのような厚みがないのが特徴です。でもその薄いからこその美しさを活かす為に、フレームも耐久力を考えたうえで、最小限の厚みに抑えた作りになっているのです。 |
ダイヤモンドが付いた部分の台座はゴールドのベースに穴を開けてかしめて留めてあるのですが、エナメルがガラス質で割れやすいことを考えると、極めて高度な技術が必要とされるのです。 |