象牙 カメオ ブローチ フランス(ディエップ) 1860年頃 6,2cm×4,6cm×1,8cm 重量35,1g Sold 象牙のカメオは、19世紀中期のカメオの大ブームの頃に、ストーンカメオの代用品として作られた物が多く、僕が扱いたいと思うようなレベルの物は無かったので、ほとんど扱っていなかったのですが、この象牙のカメオに出会った時は驚きました!! 美しい顔立ちの女性をどの角度から見ても、惚れ惚れする素晴らしい彫りで表現しています! 花の髪飾りも美しいですし、真珠のネックレスとピアスも見事な彫りで表現しています。 象牙の色やコンディションも完璧で、その美しい艶は、仕上げの良さを感じさせるものです。 しかもオリジナルのケースには、17世紀からアフリカから象牙を輸入する港で、その加工でも良く知られているディエップのお店の名前が書いてあるのも素晴らしい!♪ ディエップは19世紀始め、シャルル10世の母親であるベリー公爵夫人によって一躍有名になった夏のリゾートだったので、このカメオもディエップに滞在した上流階級の貴婦人が購入した物でしょう。 この象牙のカメオは、過去38年間で最も美しい作品です!♪
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