18世紀 ロッククリスタル リング アンティークジュエリー
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オールドヨーロピアンカット ロッククリスタル  リング
イギリス? 18世紀後期
オールドヨーロピアンカット ロッククリスタル(水晶)(約3,5ct)
15〜18ctゴールド 
サイズ 約10号(変更可能)
※アンティークケース付き
Sold

18世紀 ロッククリスタル リング アンティークジュエリー この指輪はいろいろな意味で面白い指輪ですね〜!♪

ダイヤモンドのオールドヨーロピアンカットと全く同じにカットされたロッククリスタル(水晶)をお椀型のフレームに入れ、下に箔を敷いて綺麗に輝くようにしてあるのです。

お椀型のフレームは金の板を絞り出しの技法で作ってあるのですが、これはとても難しい技術ですし、ロッククリスタルの留め方も高度な技術を持った職人でなければ出来ない巧みな仕事です!

お椀型のフレームに彫られた放射状の彫金は18世紀の指輪ならではの仕事ですし、シンプルで優美なデザインは抑えた優雅さを感じます!

見逃してはならないのが、ロッククリスタルの半分以上がお椀型のフレームにすっぽり入っているのですが、お椀型に入っている部分も、ダイヤモンドのオールドヨーロピアンカットと全く同じようにカットされ、キュレット(底部の尖った部分)もカットされていることです!

18世紀まだダイヤモンドの産出量が少なかったので、その多くがローズカットでクローズドセッティングで石の下に箔を敷いています。
でも特別に上質なダイヤモンドは、オールドヨーロピアンカット又はオールドマインカットにされて、オープンセッティングで留められています。
18世紀 ロッククリスタル リング アンティークジュエリー

このロッククリスタル・リングの一番の魅力は、クローズドセッティングのローズカットダイヤモンドとは全く違う輝きがあることです!!

ローズカットは石の下部がフラットなので、シンプルな輝きですが、このロッククリスタルはオールドヨーロピアンカットで石の下に箔を敷いているので、まるでダイヤモンドを鏡の上に置いたような、複雑で面白い輝きがあるのです!!♪

僕はこういう指輪は過去に見た記憶がありません!

200数十年もの時を経て、部分的に変色した箔の影響もあり、偶然の産物と言える実に面白みのある輝きを感じるのです!!♪

18世紀のローズカットダイヤモンドのリングは、ほとんどが銀と金を使っていますが、この指輪はすべて金で作られています。

金が非常に高価だった時代だけに、これは珍しいことです。

18世紀は少し都市を外れると強盗団が出没する治安が悪い状態だったので、貴族などの富裕階級の人たちは、旅行の時にダイヤモンドリングと全く同じ作りのペースト(ガラス)のリングを填めていたのです。

だからこの指輪も旅行に行く時に填めるために作られた指輪でしょうが、ペーストではなくてロッククリスタルを使っているところが、注目すべきところなのです!!

ペーストはガラスですから、硬度が低いのでエッジが摩耗しやすく、表面にも傷が付きやすいので、このロッククリスタルのような、とても良いコンディションでは残っていないのです。

もっと傷だらけになって、とても美しいとは言える状態では残っていないのです。

ペーストの指輪はあっても、ロッククリスタルの指輪は滅多に出会う物ではないのです!






18世紀 ロッククリスタル リング アンティークジュエリー
18世紀 ロッククリスタル リング アンティークジュエリー
18世紀 ロッククリスタル リング アンティークジュエリー 18世紀 ロッククリスタル リング アンティークジュエリー
18世紀 ロッククリスタル リング アンティークジュエリー 18世紀 ロッククリスタル リング アンティークジュエリー
側面 側面-2
裏 裏2
ベゼルの裏の放射状の彫金は18世紀ならではの良い仕事!
アンティーク リング ケース アンティークリング ケース
19世紀のとても魅力的な皮のリングケース付きなのは、すご〜くラッキー!♪
 


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