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眉毛が曲がった女性の顔の悲劇の仮面 美しく編み上げた髪は頭の中央で留められている。 ローマ1−2世紀 大英博物館 |
古代ギリシャ 劇場遺跡 |
ギリシャの演劇と仮面(マスク)アテナイではディオニソス劇場がアクロポリスの麓に建てられていることから解る通り、芸術として悲劇や喜劇が重んじられていました。 悲劇は神話やホメロスの詩を題材にしたものが多く、喜劇や当時の諷刺ものも多かったようです。 これらの演劇はディオニソスに捧げられ、評価の高い作品を書いた作家には賞が与えられました。 そして、着用者を悪魔の目から守るのに使われました。 |
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360BC-320BC頃 大英博物館 悲劇の仮面。おそらくエーレクトラー(アガメムノンの娘) |
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ギリシャ悲劇
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大英博物館 ディオニソスのマスクを彫り込んでいる。 |
帝政ローマ初期のインタリオ。 パン自身は洞窟や山野に棲む野性の神ですが、仮面を見て役者に成りきろうとしているのでしょうか、教養人のように描かれています。 |
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ニコロ・インタリオリング 大英博物館がアレッサンドロ・カステラーニから購入。 |
サードとコーネリアンの違い サードとコーネリアン(カーネリアン)は赤褐色のカルセドニーの一種で、厳密な違いは定義されていません。 |
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モチーフとしての仮面紀元前5世紀からギリシアの演劇で合唱の他に仮面を使うようになります。 このような仮面はギリシアと後のローマに共通で、建築の装飾や墓に捧げものとして置かれるテラコッタとして見られます。ローマでは、仮面の装飾は都市や富裕な人々の庭で見つかりましたが、そこでは、ギリシア文化の雰囲気を楽しむ為におかれたり、オーナーの教養の高さを表したりしていました。 |
仮面の指輪ベゼルが仮面の形になっている指輪や、ベゼルに仮面を彫り込んだりしている指輪が多く知られていますが、今日それらの意味が完全には明らかになってはいません。 おそらく、それらは純粋に装飾的だったり、ギリシア文化を味わうだけの物ではなかったでしょう。 同様に、着用者を悪魔の目から守るのに使われました。 金と銀は宝飾品として尊ばれてきましたが、ブロンズ(青銅、銅と錫の合金)も、安価な代用品として使われました。 |
喜劇の仮面のカメオ。シャンクは19世紀の物。頭部と髪の毛が欠けている所を、金で補修してあります。 |
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このシアターマスク リングも左のようなシルバー又はゴールドのリングのような指輪だったと思われます。 |
シアターマスク(仮面劇の仮面) リング オールオリジナルのインタリオリング! 古代ローマ 2世紀 アゲート 約22ctゴールド 幻想的なインタリオ サイズ2から3号(変更不可能) インタリオの大きさ 1,3cm×1cm Sold |
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画像をクリックしてご覧ください |
この仮面のリングは、上に載せた例から見て解る通り、悲劇に使う女性の仮面です。 金のシートの上に銀の仮面が彫り出されています。 単なる「顔」や「肖像」の装飾ではなく、「仮面」であって、コインなどを流用したリングとは段違いの芸術性の高い物であることはお解りいただけたと思います。 |
サード・インタリオリング ←↑ |
人生は劇場である。アナクサルコス(紀元前4世紀ごろの哲人) 劇場を見るかのように、古代ローマ、ギリシャの文化を見ていますが、我々もまた、観客であり演者だと言えますね〜。 Gen&Jun Katagiri |