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1888年に出版されたイギリスの作家オスカー・ワイルドの短編集『The Happy Prince-幸福な王子』に出て来るツバメは、この年代の英国で大人気のジュエリー・モチーフだったのです!♪ ヴィクトリア女王の長い喪も開けて、社会全体が明るい雰囲気に包まれた頃でもありました。 | ||||
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『スワロー ブローチ』 イギリス 1888年〜1900年頃 ローズカット・ダイヤモンド、ルビー、 シルバー&ゴールド(15ct) 3cm×5cm 重量7g Sold |
ハッピープリンスに出てくるツバメは人気モチーフだっただけに、金で作られた小さなブローチで、シードパールやトルコ石を付けた物がポピュラーですが、このブローチのように、すべてローズカットダイヤモンドで作られた物は、珍しい物です! 上質のローズカットダイヤモンドで、カットも綺麗なので、キラキラと輝くハッピープリンスは、春に相応しいブローチでしょう♪ 金の首輪にダイヤモンドに手紙を下げ、植物をくわえたポーズは実に可愛いですね♪ |
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目にはルビーが使われています。 全体に充分な厚みのあるしっかりした良い作りです。 |
この尻尾の作りを見れば、このブローチが如何に良い物として作られたかが分かるというものです! 銀を深く彫った巧みな彫金で、すっきりしたシャープなラインは、手作りの証なのです。 |
ツバメのスピード感を感じる姿が良いですね。 上質で小さなローズカットダイヤモンドを密集して留めたジュエリーほど、美しい輝きはないのです! 百数十年の時を経た銀の渋いフレームに、優しく繊細に輝くローズカットダイヤモンドは、エドワーディアンやデコのダイヤモンド・ジュエリーとは全く違う、19世紀のダイヤモンドジュエリーならではの魅力なのです!♪ 最近は、インドでカットされたローズカットダイヤモンドのジュエリーもありますが、石の質も悪く厚みのない薄いカットなので、アンティークのローズカットダイヤモンドのような美しい輝きはまるでないのです。 それは値段の安い石でも、大きく見えるという、さもしい考え方によるものです(笑)。 《現代のダイヤモンドに比べてアンティークの上質のダイヤモンドがずっと美しいのは何故か?》もご覧ください。 |
充分な厚みのあるしっかりした作りです。 |
ローズカットダイヤモンドを使った物で、石の裏がこれだけ綺麗な窓になっているの物も珍しいのです。 |
「幸福な王子」(こうふくなおうじ、The Happy Prince)は、オスカー・ワイルドの子ども向けの短編小説。またこの短編が初出する短編集 The Happy Prince and Other Tales の通称。1888年に発表された。 町の中心部に高く聳え立つ金箔の王子像が、あちこちを飛び回っていろんな話をしてくれるツバメと共に、さまざまな苦労や悲しみの中にある人々のために博愛の心で自分の体を覆っている金箔を分け与えていくという物語。最後は、金箔のはがれたみすぼらしい姿になった王子と南に渡っていくチャンスを逃して、寒さに凍え死んだツバメが残る。皮肉と哀愁を秘めた象徴性の高い作品。 ※ウィキペディア(Wikipedia) |