ドイツ　カーブドアイボリー　子鹿と戯れる少女　アンティークジュエリー

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ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉（直径2cm）を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。

カーブドアイボリー　　　ブローチ
『子鹿と戯れる少女』
ドイツ　　1850年頃
6,5cm×4,5cm
Sold
少女が小枝を持って子鹿に食べさせているという、ほのぼのとする牧歌的情景を巧みに彫っていますが、ドイツのカーブドアイボリーでは、鹿、馬、犬などの動物だけを彫った物が定番で、この作品のように動物と人間のふれ合いをモチーフにした作品は極めて希な物です！！

彫りのグレードはドイツのカーブドアイボリーとしては、最上級の部類に入ります。

フレームは四重に溝を彫ったとても珍しい物です。

フレームの小さな穴は、後でピンを付け直しした時に出来た物だと思います。付け直しされたピンも19世紀の物です。

これだけの希少価値のある美しいカーブドアイボリーでこの価格なら、フレームの小さな穴は、充分許せる範囲の小さな欠点だと思います。

カーブドアイボリーのコレクターなら見逃してはいけない秀品です！！

少女の優しい表情が巧みに彫られていますし、鹿の表情も彫られています。

ドイツのカーブドアイボリーでは、鹿の足など一部を極端に繊細に彫ってありますが、この作品では少女が持つ小枝を極端に細く彫り残してあります！！

作者はこういうことが出来るんだということを表現したかったのかも知れません。そしてそれは作者のサイン代わりであったかも知れないのです。これを見れば自分だと解るだろうってね。

だからこのこのカーブドアイボリーは、相当に腕の立つ職人が作った特別な作品なのです！♪


少女のドレスはドレープを巧みに彫ってありますが、特に袖の部分の彫りが良いですね～♪　　少女の体をくねらせて少し首をかしげたポーズは、作者の力量の高さを感じます。

木の茂みの彫りはドイツのカーブドアイボリーならではの物です。

繊細な彫りの部分はフレームより低い位置にあるので、案外壊れにくいのです。左足がぴょこんｔ出ているのが良いじゃないですか♪
正面から見ると怖いぐらい細い小枝は、斜めから見ると板状であることが解ります。これは極端に繊細に見えてもちゃんと付けて楽しめる耐久力を考えて作ってあるということなのです。だから160年ほども経った今でもとても良い状態で残っているのです。

カーブドアイボリーの故郷は、スイスの国境に近いドイツのシュヴァルツヴァルト（ドイツ語で黒い森）地方のアーバックという街です。シュヴァルツヴァルト西部には温泉保養地として知られるバーデン・バーデンがあり、自然に恵まれた地方です。こんな素晴らしい自然の中でカーブドアイボリーが作られたことを知ると、僕も何だか嬉しくなります！♪ 　　シュヴァルツヴァルトの風景をもっとみたい方はここをクリックしてご覧ください。

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