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フランス 1880-90年頃 透かしを取り入れたベゼルは、エドワーディアンやデコのプラチナの高級な指輪に時々見られますが、ゴールドのベゼルの指輪ではとても珍しいことです!♪ 小粒で美しいエメラルドとダイヤモンド二石をシンメトリックに配した気品溢れるリングです。 |
エメラルドとダイヤモンドはオープンセッティングです。 エメラルドは色が良く、ステップカットのそれぞれのファセットに濃淡が出てとても綺麗です。 ベゼルの上下にはギリシア・ローマ時代に多く使われているアカンサスの葉、その内側には、月桂樹に囲まれたダイヤモンド。その月桂樹には花が咲いています! 全体のアーモンドのような形に縦にストライプが入っていますが、まだプラチナが使われていない時代に、このような線の透かし細工を金で指輪に施していることはとても珍しいことです。 |
シャンクにも百合の花をあしらっています。この模様はベゼルに中央に繰り返されています。 横から見ると、オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドのクラウンが盛り上がって見えます。ステップカットされたエメラルドと一緒に、複雑な金細工の板から浮き出ているのが、とても個性豊かで且つエレガントな雰囲気の指輪ですが、こういう個性美を持つ指輪は、アンティークでも本当に少ないものなんですよ! |
エメラルドのエッジに経年による摩耗が若干ありますが、これは130年以上愛用されてきたからで、金の部分の使用感と一致しています。 |
縦長のデザインですが、透かしが入っているせいなのか、あまり縦長のイメージはなく、ゴールドも程良く艶消しがしてあるので上品なイメージがあります。 クラシカルなモチーフの金細工、インクルージョンの見えないダイヤモンド、色の良いエメラルドと魅力の一杯詰まったリングです。 |