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カメオ・ハビエ リング イタリアもしくはフランス 1860年頃 三層アゲート、ローズカットダイヤモンド、18ct ゴールド サイズ 16(変更可能) 極小のローズカットダイヤモンドをセットしたハビエは、目を見張る精緻な仕事で、シーザーの顔を見事に彫ったカメオに相応しい装飾です!♪ 左右の文字は石に金象嵌されていますが、僕もこういう仕事は初めて見る珍しい物です。 |
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カメオ・ハビエ(cameo habillé)は『正装したカメオ』という意味です。カメオの人物に小さいジュエリーをセットした物で、19世紀中期から流行します。(実はハビエはもっと前の時代からあります。ページ末参考) このカメオ・ハビエは、勝利者に与えられる月桂冠を極小のローズカット・ダイヤモンドとゴールドで見事に作っています。 アウグストゥスの彫りも、写真ではわかりにくいですが、白の薄い部分が灰色の地にスーッと溶け込んでいくような良い彫りです。 左右の金の文字は表面に薄く書いてあるのではなく、地の石を彫って金の小片を象眼してあるという珍しい細工なので、簡単には磨り減ることはありません。 文字は略字で、DOMITI. 支配者となっています。 |
不思議なことに、このカメオは通常は灰色の地なのですが、光に透かすとほんのりと茶色に見えてきます。 カメオが「白、灰、茶」の三層になっていて、灰色の層が非常に薄いので起こる現象です。 |
シャンクは19世紀初頭に作られた物ですが、シンプルでごつくならない割には、しっかりできていてフィット感も良好です。
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