ジョージアン ゴールド ブローチ

ジョージアン ゴールド ブローチ
『愛の賛歌』

イギリス 1834年
ゴールド(15ct相当)、トルコ石
大きさ 4.2cm × 4.4cm 
重さ 6.8g
Sold

リボンとターコイズの勿忘草、キューピッドの弓と矢それに愛の賛歌を奏でるホルンですからね〜、これは愛の賛歌というよりも愛の満艦飾!♪(笑)

よくもこれだけ愛を象徴する物を集めたものです!
よっぽど彼女が好きだったんでしょうね、これを作らせた男性は・・・。解るな〜その気持ち!(笑)。

金がとても高かった時代なので、当時は相当高価なジュエリーだった筈です。

 

ジョージアン ゴールド ブローチ
1円玉サイズ ←実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。
ゴールド ジュエリー ロマンチック

19世紀のジュエリーはこういうラブジュエリーのような感情を表現したジュエリーが多いのが特徴でもあるのです。

現代の量産されたブランドジュエリーなんかと違って、愛する人の為に特別に作らせたラブジュエリーって良いですね〜♪
この世の中に唯一つしか無い物をこの世の中に唯一人の愛する人へのプレゼントにするって何と素敵な事か!♪
僕がもうちょっと若かったらな〜(・o・)(笑)

冗談はおいといてと・・
このブローチはデザインの魅力だけではありませんよ♪
リボンには日本の金工の技法、魚々子のような細かな点を打ち、弦は二本の極細の金線を縒った縒り線なのです!!
縒り線は現代のジュエリーでは消滅した技術と言っても良いのです。これ程の極細の縒り線を作る事は不可能ですからね。

まず、これだけの極細の金線は、製作途中で切れてしまうし、それを均等に美しく縒るのも、これまた途中で切れてしまいますからね〜!
19世紀初期(ジョージアン末期)ならではのさり気なく難しい仕事を感じるジュエリーなんですよ、この愛の満艦飾じゃなかった(笑)、『愛の賛歌』は!♪

ゴールド ジュエリー 裏 この角度で見ると、矢筒に入っている矢が見えるでしょ♪矢筒の縁と矢羽根は色の違うゴールドになっているのです!
ジョージアン ゴールド ジュエリー マーク 1834

そしてホルンには1834年の年号が刻まれていますが、これで年代の特定が出来るから面白いんですよ!♪

年号の上のアルファベットは二人のイニシャルだと思うのですが、この字体は当時の上流階級の人たちが手紙など、他人に読まれたくない物に使った字体なのです(数字や文字の彫り方も年代によって違う)。

まあ、インテリしか読めなかったという事なんでしょうね。お暇な方は調べてみてください(笑)。

ゴールド ジュエリー 裏

《参考》 このブローチが作られた近い年代の注目すべき出来事

1822年
ケネディ大統領とクリントン大統領が最も尊敬出来る日本人の政治家として名をあげた上杉鷹山死去!(鷹山公は我が母校の創立者)あんまり関係ないか?(笑)
1837年
大塩平八郎の乱
 
ビクトリア英国女王即位





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