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ヘレニズム インタリオリング ヘレニズム 200-150 BC まるで霧の中に戦士が立っているような幻想美のインタリオですが、これこそヘレニズムのインタリオならではの石の使い方なのです!!♪ |
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まるで霧の中で夕日を浴びているようなファンタジックなイメージです!♪ |
このインタリオのモチーフになっているのは、神殿の柱に寄りかかっている戦士ですが、ギリシャ時代の美術、とくに彫刻ではよく見かけます。 類似するモチーフについて少しご説明いたします。 何か深い意味がある物もあるのでしょうが、専門家でもよく解らない物が多く、現代の私たちが考えそうなことと、全く違う意味で作られていることもあるのです。 |
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(上)
ヘレニズム時代の彫刻 |
(上)通称『沈思のアテナ』『嘆きのアテナ』となどと呼ばれる古典時代の作品ですが、表現が素晴らしく、何を悲しんでいるのか、こちらの方がいろいろと考え込んでしまいそうです(笑) 最近の研究で、この彫刻は墓碑などではなく、競技会の『奉納額』であると解りました。右の柱は競技用のスタートラインで、女神アテナはそれに興味をもって突っついているらしいのです!! |
(上)紀元前5世紀の彫刻を紀元前1世紀頃のローマで模刻した物とされる墓碑です。ちょっと見ると、胸当てを付けた筋骨隆々の戦士が蛇を退治しているように見えますが、蛇は死者の魂を表しているので、槍を差し出しているのは、退治しているのではないと思います。 ※※ |
シャンクは19世紀の物ですが、繊細な透かしが良く似合っています。 |
繊細な彫りなので粘土に押しても細かな彫りは解りません。 |
モチーフは柱に寄りかかっている戦士です。兜、槍、胸当てを身に着けていますが、男性の肉体美を感じられる彫りです。 左下の槍の先端に僅かな欠けがありますが、ヘレニズムのインタリオ自体大変貴重なので問題にならない範囲です。 |