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フロステッド・クリスタルは永久に消えない霜のイメージ |
1870年代に製氷機が発明され、氷を入れた冷たい飲み物が作られるようになり、氷を入れた冷たいカクテルが作られるようになるのです。そしてグラスの外側についた微粒の水滴の美しさに気づいた人たちが、永久に消えない霜のイメージのフロステッド・クリスタルを作ったのではないかと僕は想像しています。 |
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エドワーディアン フロステッド・クリスタル ブローチ |
1926年〜1930年代のラリックのガラスの作品で、フロステッド加工、あるいはフランス語でサティナージュと呼ばれる艶消しのテクニックを使った美しいオブジェがありますが、このフロステッド・クリスタル ブローチはそれより古い1910年前後にガラスではなく、ロッククリスタル(水晶)をフロステッド加工した物で、美しいつや消しにした物を使っています! フロステッド加工された水晶は、光が単純に透過することなくクリスタルの内部にこもってから柔らかに反射されるため 、このブローチのようにフラットではなく、湾曲した厚みのある形の場合は、美しい陰影が感じられるので、ダイヤモンドの輝きとのコラボレーションが何とも魅力的なのです!♪ 金のつや消しも、アンティークジュエリー独特の難しい技法ですが、宝石のつや消しはロッククリスタル(水晶)以外では見られない独特の技法なのです! フロステッド加工のジュエリーは、エドワーディアンからアールデコにかけて作られていますが、清涼感のある革命的新素材プラチナとの組み合わせは、当時の女性たちのハートをしっかりと掴んだことでしょう♪ プラチナを使い始めた頃でとても高価だった時代なので、プラチナとゴールドを貼り合わせています |
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リボンシェイプのブローチはともすると可愛いだけに終わっているデザインの物も多いのですが、このリボン ブローチは、新素材のフロステッド・クリスタルを使っているだけあって、スタイリッシュなグッドデザインです!♪ センターのオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドは小ぶりのブローチとしては充分な大きさがあり、輝きの強いとても上質な石が使われています!♪ ハイクラスのプラチナジュエリーで見られる、粒金のような連続する粒は彫りだした物で、こういう手間を惜しまぬ細工が昔の職人仕事ならではなのです!♪ |
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フロステッド・クリスタルはフラットで単純な形の物ではなく、優美な曲線でしかも湾曲した立体感のある形の物が使われていますが、プラチナのフレームはピッタリ合うようにカットするのは至難の業なのです!!♪ しかも厚みのあるフロステッド・クリスタルに面を取って美しく仕上げてあるのも素晴らしい!♪ |
裏にいくつかのマークがあります。 小さくて判読不可能ですが、14ctゴールドであることは確認出来るので、おそらくオーストリアで作られた物でしょう。 |