マーキーズカット・ダイヤモンド　ネックレス
イギリス　1920年頃

マーキーズカット・ダイヤモンド、
オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、
天然真珠、プラチナ

ペンダント：4.1cm × 3.1cm
チェーン：20cm
重さ：9.7g （チェーン含む）
SOLD

マーキーズカット・ダイヤモンドを横に使った斬新なデザインは、アールデコらしいですね〜♪！！

マーキーズカットも、ブリリアントカット（当時はオールドヨーロピアンカット）の一種に分類されるのですが、通常の円形のブリリアント・カットよりもカット時に失われる部分が多いので、大変贅沢なカットなのです。

そんなマーキーズカットを三つも使っているのですから珍しい訳です。しかも照りの良い石を使っていてテーブルの面積が広いので、ダイナミックな輝きが楽しめるんです♪♪

ダイヤモンドのテーブルが広くて透明度が高いのがお解りいただけると思います。中央の大きな石にインクルージョンがありますが、肉眼では見えず全く問題のない範囲です。

飛行船や飛行機の形が連想されるこの流線型は、全体のデザインにも反映されていますが、アール・デコの時代の人々に好まれたデザインだったのではないでしょうか。

上下の草花のラインもアンティークらしい大変繊細な仕事で、アールデコ初期の優雅な感じがします。

下の真珠は揺れるようになっています。

（在庫の品で同時代の物）
アールデコ　ダイヤモンド　ペンダント＆ブローチ
イギリス　1920年頃

同じ時代の物ですが、流線型の細工に特徴があります。

画像をクリックしてご覧下さい。

また一説には、マーキスカットはルイ１５世がポンパドール侯爵夫人の口の形にダイヤモンドをカットするように命じたからその名があると言われています。

それなので、マーキスカットは marquise cut と綴られるのです（語尾に e がついて侯爵夫人の意味になる）。