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ギロッシュ・エナメル セントボトル(香水瓶) イギリス 1920年頃 6.8cm × 3.7cm 厚み 8mm Sold いや〜、発色の良いギロッシュエナメルですね! ギロッシュエナメルとは、旋盤で地金に模様を彫り、その上にエナメルを施して地模様が綺麗に透けて見えるエナメルなのですが、このようなラベンダー色で上品なエナメルの香水瓶は相当にランクの高いものです。しかもコンディションも良い♪ 角瓶のような形は、フラスクといって、もっと大きく、男性がポケットに入れて使うような酒瓶のことなんです。 なぜ、女性用の香水瓶がこのような形なのかというと、僕の推測なのですが、アール・デコの時代には、ココ・シャネルがポケット付の服を作り、わざわざモデルにポケットに手を入れさせて写真を取った程、フラッパー(おてんば娘)のファッションが流行った時代だったんです。 「男性だけでなく女性の服にもポケットがあっても良いではないか! 」ということで、フラスク型にしてみたのではないでしょうか? なので、「フラッパーズ(おてんばの)フラスク」と名付けてみました♪ もちろん、パース(財布)やハンドバッグに入れて持ち運んでいた可能性の方が高そうですけどね(笑) エナメルは蓋と、本体の両面に施されていますし、模様も素晴らしい波形のギロッシュ模様で、これは手の良いエナメルだとひと目で解ります。 大きさも手のひらサイズで、やや薄造りなのもいいですね♪ |
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ギロッシュエナメルでも、このように模様がダイナミックに長く連続しているものは良い物です。 また、このラベンダー色が良いですね。エナメルの顔料の関係で難しいのか、なかなか無い色です。 アンティークのエナメルについては詳しくはこちらもご覧下さい。 ホールマークは擦り切れていましたが、数字の9が見えますし、全体のレベルからいって、イギリスのスターリングシルバーで間違いないと思います。 |