モンタナサファイヤ 非加熱
モンタナサファイヤのホースシュー ブローチ アンティークジュエリー 『矢車草のように美しい絶品のモンタナサファイヤ!!』

ホースシュー ブローチ
アメリカ 1910年頃
モンタナサファイヤ、オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、プラチナ、14ctゴールド
4cm×3,8cm
重量10,3g
Sold

矢車草の色と言われている透明感のある美しいブルーは、モンタナサファイア特有のブルーで、それは映画『モンタナの風に抱かれて』の舞台にもなった、雄大で美しい自然のモンタナ州をイメージさせる色なのです!♪

特にこの指輪の石は、モンタナサファイヤの中でもとても上質の実に美しい石です!!♪


《モンタナサファイア》
1879年にモンタナ州のヨーゴ峡谷で、砂金取りにより、濃い青い色の結晶が発見され、その後、世界で最も著名な鉱物学者、宝石学者であると同時に、ティファニー社の副社長でもあったクンツ博士によって、コーン・フラワー(矢車草)の色と絶賛され、ヨーゴ峡谷のサファイアが宝石の世界に認められるようになったのです。

ヨーゴ峡谷の上質のモンタナサファイアは、セイロン産のサファイヤよりも強い光沢感があり明るい色合いで美しい石です。
最も質の良いモンタナサファイアは、当時セイロン産の石よりずっと高価な石だったのです!

ヨーゴ峡谷のモンタナサファイアは、ほとんどが0,5ct以下の小さな石で1ctオーバーの石はとても少ないのです。

ヨーゴ峡谷のモンタナサファイヤは、アンティークジュエリーでも滅多に見ない石でっす!
当時も採れた量が少なかったことと、早い時期に枯渇したからだと思われます。

《宝石としての価値のないモンタナサファイアもある!》
19世紀の中頃にアメリカのモンタナ州各地で砂金取りによって発見されたサファイアですが、ヨーゴ峡谷産以外の石は、無色または淡色で宝石としての価値はなく、工業用の石として使われていましたが、それも1910年に合成のより低価格のサファイヤが作られるようになると、ほとんど採掘されなくなったのです。

でも笑っちゃうことに、1970年代に熱処理の技術が開発されると、それらの宝石としてに価値がなかったサファイヤが、熱処理や放射線を当てたブルーやカラフルな色のモンタナサファイアとして大量に作られ、低価格のサファイアとして大量に販売されたのです。こんなことをやってるから現代のジュエリーは売れなくなっているんです(笑)。

ヨーゴ峡谷のサファイヤは平均1カラット以下と小さい上に、母岩から採掘するためにコストが高く、鉱山は何度も閉鎖と再開発を繰り返して来ましたが、2005年には鉱山が閉鎖されています。

だからアンティークジュエリーでなければ、天然のままのモンタナサファイヤはあり得ないのです!!




グレーシャー国立公園(アメリカ モンタナ州)
グレーシャー国立公園(アメリカ モンタナ州)
モンタナ州は映画『モンタナの風に抱かれて』の舞台にもなった、雄大で美しい自然がある地域で、モンタナサファイアが採れた鉱山があった所です。

モンタナサファイヤのホースシュー ブローチ アンティークジュエリー

実物大

1円玉サイズ ←↑実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。

ホースシュー(馬の蹄鉄)は幸運のシンボルなので、結婚などお祝い用として作られたのでしょう。

サファイヤとサファイヤの間に、ダイヤモンドをセットしたX型パーツを付けたデザインは、エドワーディアンというよりも、時代を先取りした斬新なデザインです!♪

このブローチはブローチの金具に14Kと刻印があるのでアメリカで作られた物だと思いますが、モンタナサファイアの採掘権を持っていた会社はイギリスの会社だったので、モンタナサファイアを使ったアンティークジュエリーは、その多くがイギリスで作られた物が多いのですです。

プラチナを彫りだした粒金のような装飾は、固いプラチナの板から彫り出した物で、非常に手間の掛かる細工です!
モンタナサファイヤが如何に価値ある宝石だったかの証です!!

左斜め 上部斜め
左側面 裏

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