ローマンモザイク ブレスレット アンティークジュエリー
ローマンモザイク バングル ブレスレット アンティークジュエリー
ローマンモザイク ブレスレット
色彩豊かな美しいローマンモザイク、エトラスカン・スタイルの素晴らしい金細工!!
これほど美しいモザイクのバングルは40年もこの仕事をしていても僕は初めてです!!
ローマンモザイク拡大

ローマンモザイク、精緻な金細工、全体のデザインの三拍子揃った美し過ぎるバングル!

ピンクの二つの花は、正面からの描写ではなく、斜め上からの描写なので、中心を濃くして段々とビースの色を淡くするグラデーションで立体感を出しています!!

このローマンモザイク、技能の高さだけでなくセンスの良さを感じますし、一般的なローマンモザイクに比べて色彩の美しさに見ほれてしまいます!!♪

上の画像に写っているのは、 1.2cm の幅のベゼルにセットされたローマンモザイクの拡大画像ですが、 様々な色や形のモザイクのピースを作るのも一苦労ですし、それを隙間無く敷き詰めていくのは、大変に骨の折れる仕事で、モザイクのピースの入れ方も完璧で変な隙間がないのが解ると思います。

モザイクは、暖めた松ヤニに短くて細いガラスの棒を一本一本、パズルのように差し込んで行って絵を作り、冷やして固定するのですが、テッセラというピースを数百〜時には千個も嵌めなければなりませんでした。親方の監視の元でピンセットでひたすらピースを嵌める作業を低賃金でおこなっていました。「芸術家」などと言った名誉もなく、どんなに素晴らしい作品でもサインはありませんでした。

モザイクは1870年後半には急速に人気が衰えてしまい、20世紀に入ると見るも無惨なお土産品レベルにまで成り下がってしまっていますが、元々、低賃金で苦労の多い仕事だったので、一度衰えるとそのレベルは見る影もなく低下してしまったのです。

だから美しいローマンモザイクのジュエリーは、絶対に1880年代以前のアンティークジュエリーでなければ、存在しないのです!!

このバングルでは、モザイクを留めている額縁のような縒り線も素晴らしいです!!
なんと、太さを変えた四本の撚り線を使っていますが、ここまで凝った作りの縒り線は、エトラスカン・スタイル ジュエリーの超一級品のみに見られることなのです!!

撚り線は金の細長い断片を、段々と小さい穴に通していって、細い金の糸を作り、それを撚って作るのですが、細ければ細いほど切れやすいので、金線を作るだけでも至難の業なのです!!

そして細い金線を綺麗に縒るのも非常に難しい作業なので、プラチナ・ジュエリーが脚光を浴びるエドワーディアン以降は、美しい縒り線は姿を消して行くのです。

ローマンモザイク ブレスレット

古代の金細工を再現したタイプ(通称エトラスカン)のバングル(ブレスレット)ですが、メインのローマンモザイク、金細工、全体のデザインの全てにおいて優れている一品です。

エトラスカンのジュエリーで金細工やモザイクが素晴らしい物であっても、エジプトのファラオが描いてあったりして、折角のモザイクがあまり日本人向きでないような物も多いのですが、これは細長い黒バックに色がグラデーションになっている花が浮かび上がるスタイリッシュで可愛らしいモザイクで、側面も丸いパターンのを繰り返したモダンなデザインになっているのです!♪♪

そもそもブレスレットにお金を掛けられるのは、相当裕福でないとできませんから、エトラスカンのブレスレットにモザイクを採用している物は高級品として作られているのです。(1900年以降のシルバーにレベルの落ちたモザイクがついているブレスレットなどは論外です!)

小さい画像だとこのブレスレットの細工の良さが表現できないので、このページは全体的に大きな画像になっていますが、実物を見るとブレスレットの細いパーツに、物凄く細かい細工がしてあり、驚かれることと思います!♪♪

モザイクについてより詳しくはこちらをご覧下さい。

素晴らしい縒り線
メインの長方形のモザイクは四重の縒り線のフレームが付けられていますが、その美しさに圧倒されほどです!!

その左の小さな円形のモザイクと粒金のパーツの周りにも三重の縒り線が巻かれていますが、作者の美しい物を作ろうという心意気とプライドが感じられるではありませんか!!♪

ローマンモザイク バングル

イタリア? 1870年頃
ローマンモザイク、18ctゴールド

内径:約16cm
メインのモザイク: 4.2cm x 1.2cm 厚み 0.8cm
重量27,9g
Sold

 

ローマンモザイク ブレスレット
1円玉サイズ ←実物大↓
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。
ローマンモザイク ブレスレット
ローマンモザイク ブレスレット

バングルなのでベゼルがこのように湾曲していて美しいフォルムですね。

モザイク、撚り線、側面の粒金といった複雑な細工の全てが、このカーブにピッタリと気持ち良く収まっています。

この細工の完璧な仕上げがエトラスカンの見所の一つです。

ローマンモザイク ブレスレット

このベゼル側面の画像も相当拡大していますが、撚り線、粒金が一糸乱れぬ正確さで収まっています!

撚り線の輪の中には、大きな粒金の周りに小さな粒金を同心円状に留めています。

このような円が繋がっている形は古代から存在して「連珠文」と呼ばれています。

円の間にできた隙間にも三つの粒金を入れて、徹底的に空間を埋めていますが、こういった部分は、古代のエトルリアの金細工の雰囲気を出すには不可欠なのです。

光が細かい凸凹に反射して素晴らしい輝きになるのですが、是非手に持って頂ければと思います♪♪

ローマンモザイク ブレスレット

バングルの側面には、間隔を空けて丸い細工がついていますが、これもとてもモダンなデザインです!!

しかも、その一つ一つに、太さを変えた三重(!)の撚り線、黒と緑を交互に配したモザイクの円、中心には大小の粒金の模様があります。

ローマンモザイク ブレスレット
ベゼルの脇にも丸いパーツがついています♪ 筒状の蝶番のデザインもいいですね。
ローマンモザイク ブレスレット

全体で見ても、キッチリしていて素晴らしい完成度です!

間隔を空けて配置してある側面の丸い装飾は、見た目もモダンな感じがしますし、着けたときに通気性も良さそうです♪

ローマンモザイク ブレスレット

裏の金具にも三重の撚り線の中に、小さな輪や大小の粒金の装飾があります。

小さな輪の花のような形の隙間や四隅に小さい粒金が止まっています。

溝を深く彫ったレバーもいいですし、裏も完全完璧な仕事です♪

ローマンモザイク ブレスレット
ローマンモザイク バングル ケース ローマンモザイク バングル ケース 内張

この素晴らしいブレスレット専用のアンティーク革ケースは、Joseph & Heming Co. という1890年代のメーカーの物です。年代が違うのでオリジナルという訳ではなさそうですが、それにしても奇跡的にピッタリはまるので、この箔押しがなければオリジナルにしか見えません!!(笑)

着けないときは下の写真のように飾っておいてもいいですね♪
こんなに素晴らしいバングル用のケースが付いているのはとてもラッキーなことです!♪

ローマンモザイク バングル ケース
ローマンモザイク ブレスレット ローマンモザイク ブレスレット
どの角度で見ても美しい!♪

ローマンモザイク ブレスレット

手元にモザイクの花が咲いて、周りに見事なエトラスカンの金細工があるのは、なんとゴージャスなことでしょうか。

バングルは自分で見る事もできますし、着けている本人が一番幸せな気分になれると思います!!♪♪


夏はバングルの季節♪

1円玉サイズ ←実物大↑
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。
ローマンモザイク ブレスレット
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