TOP (カタログ) |
メールマガジン | お問い合わせ (メール) |
Genと小元太の フォト日記 |
セミナー &クイズ |
アクセス・地図 |
|
全面にロマンチックな情景が描かれたエナメル・ポマンダー♪ ヨーロッパ 19世紀後期 全長 4.0cm、直径 1.6mm、重量 7.9g ¥238,000- このポマンダーは、ヴィクトリア時代後期に作られた物で、香りを楽しんだり、気付けの香りを入れたりして使われました。 ロココ時代の風景画のような、のどかな田園に遊ぶ男女を描いています。 小さい気球のような形に、細かい絵付けするのは熟練した技が必要です。 背景をほとんど白に見えるくらい色を薄くして、内部にもブルーのエナメルを施していて、ルネサンスのエナメルのような雰囲気があります。 ポマンダーは、ネックレスにして首にかけたり、ガードルやシャトレーンから下げたりして使いました。 |
|
|
本体、蓋とも、内側は美しい水色のマットエナメルになっています。 中には綿のような物が入っています。 ちゃんと内蓋が付いていますが、これが無くなりやすい物なのです! |
リュートのような楽器を引いている男性から贈られた詩を女性が読んでいる大変ロマンチックな情景です。 もしかしたら男性の伴奏に併せて、女性は歌を歌っているのかも? |
||
裏まで完璧に風景が描かれています。 淡い色合いが美しいですね。 |
ポマンダーは、良い香りのする物を入れておくための物で、良い香りが空気中の病原体を防ぐと信じられていた中世以降に流行しました。 ポマンダーはその丸い形からフランス語のリンゴ(ポム)という言葉が元になっていて、このような香りの入れ物の他に、オレンジの実にクローブ(丁字、ハーブ)を刺した匂い玉のこともポマンダーと言います。 パスツールやコッホらが出て、病原体に対する研究が進み、「衛生」に気を使うようになったのは、19世紀中期になってからなのです。 |
|
蓋の上にも人物が描かれています! 教会の天井画のようですね。 この円の直径は、1円玉よりも小さいのですから、すごいことです。
|
曲面に細かい絵を描いています。 |
手に持って香りを嗅ぐ時の絵がちゃんと見えるように描かれています。 |
|