清楚で涼しげな水晶の水仙♪

フロステッド・ロッククリスタル　ペンダント＆ブローチ

オーストリア　1940年頃
フロステッド・ロッククリスタル、14ct ホワイトゴールド、
オールドヨーロピアン＆ローズカット・ダイヤモンド
4.5cm x 4.0cm x 厚み 1.7cm
重量16,5g
Sold

どうですか、見事な造形でしょう♪　ごちゃごちゃと余計な説明するのが嫌になるくらいです（笑）

僕は４０年代以降のものは滅多に扱わないのですが、オーストリアのこの手の良い物は例外的に扱ってきました。

フロステッド・ロッククリスタルという特殊な素材を使い、この世には存在しない幻想的な水仙のイメージを作り上げています。

フロステッド・ロッククリスタルは、水晶を霜が降りたように艶消し加工した物でアールデコの高級なジュエリーに使用されています。

フロステッド・ロッククリスタルは、ほとんどの場合、フラットな板状の物なのに、これは水仙の花を立体的に彫ってあるのですから驚きです！！

フロステッド・ロッククリスタルは、透明な水晶をわざわざ表面を非常に細かく荒らして霜が付いたように仕上げるのですが、これは高度な技術と大変な為が掛かる細工なのです！！

フラットな板状の物でも大変なのに、立体的な水仙の花をフロステッド加工するのは、極めて難しい作業なのです！！

花びらから覗いているアーモンド型のめしべや、流線型をした葉は、アールデコなどのモダニズムに表れた形で、自然の形を写した花の部分と不思議とマッチして、ジュエリー・デザインとしての面白味を出しています♪♪

裏には繊細で優雅な彫りが施してあり、これが非常な驚きを与えます。

19世紀以前の物でもこれほど裏が美しい物は希ですが。この時代のジュエリーとしては驚くべきことです！

良い物を作ろうというクラフトマンシップを感じて嬉しくなります！

ローズカット・ダイヤモンドがセットされた葉の部分は美しいカーブを描いています。