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芸術の花開くルネサンス時代は、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロなどが、絵画、建築、彫刻など多方面での才能を発揮しましたが、カメオやジュエリーも専門の職人だけでなく、画家や彫刻家などのアーティストも制作していたのです!! このカメオも19世紀の職人が作ったカメオっとは大いなる違いがあります! 19世紀のカメオは、一般的に誰にでも好まれるような解りやすい美しさですが、 このルネサンス時代のカメオは、見たこともない珍しいアゲートを使っていますし、その変化に富んだ石の持ち味を活かした彫りは、ジュエリーの枠を超えた芸術品なのです!! |
カメオ&インタリオ ブローチ イタリア 15世紀後期〜16世紀 アゲート 18ctの回転式フレームは現代 4,5cm×3,5cm(フレーム含む) 重量26,5g SOLD |
表はアテナのカメオ | 裏は不死鳥のインタリオ |
このカメオは僕が今まで扱って来たカメオの中で、最も美しく美術的価値の 極めて高い作品です! |
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ルネサンス時代の指輪(左の画像)の特徴はベゼルの裏まで美しい装飾がしてあるものですが、カメオも同じで、裏にインタリオを彫ったり、中には両面とにカメオを彫ったりしているのが特徴です!! ルネサンス時代にはブローチがまだ作られていないので、このカメオは当時はペンダントだったと思われますが、これは回転式のブローチにセットされているので、カメオのブローチとインタリオのブローチとしてお使い頂けます!♪ 裏の不死鳥もルンサンス時代ならではの見事なインタリオなので、ルネサンス時代の価値あるカメオ ブローチとインタリオ ブローチとしてお使い頂けます!!♪ |
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このカメオを見ていると、作者が原石を見てどんな作品を制作すれば良いのかのイメージが浮かんだんだろうなと思えます。 単純な色の二層の石ではなく、斑な部分を含む石の特性を活かしているのが、19世紀の単純な二層三層のアゲートのカメオとの違いです!! 顔の部分は、斑が出来るだけ出ないように石をカットしているのも見事です! アテナはヘルメットにドラゴンを彫ってあるものですが、これはアゲートの斑の美しさを活かす為に何も彫っていないのだと思います!! ヘルメットの縁は、何か模様を彫ってあるかのように感じますが、これも斑の変化を活かして石をカットしてあるからだと思います。 |
類い希な美しい斑の層を持つアゲートの持ち味を活かした石の巧みなカッティング!!
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ヘルメットからはみ出した巻き毛は、ルネサンス時代の絵画に描かれた女性の髪の毛を思わせるものです。 この画像で透明感のある美しい石であることも解ります! |
フェニックスの羽に、肉眼では見えないような非常に細くて綺麗な線が彫られ ているのには驚かされますし、携えてきた草の巣に入って生け贄の祭壇の上で 灰になるフェニックスの姿は幻想的でさえあります!! |
アテナのカメオと不死鳥のインタリオは、どちらもメインになるような素晴らしい出来映えなので、一挙両得のカメオ&インタリオ ブローチって訳です!!♪ |
《参考》 フェニックスについて 鷲の大きさで、つるの姿をし、後頭部の羽毛が長く、金と赤あるいは多彩な羽を もつこの神秘的な鳥は、広く普及した古代の考えによると、アラビアあるいはイ ンドに由来し、500歳になるとレバノンの森で香りの良い草(没薬)を集めて から、エジプトのヘーリオポリス(太陽の都)の飛び、そこで携えてきた草の巣 に入って生け贄の祭壇の上で 灰になり、3日後によみがえり、太陽の都へ飛び立とうとするフェニックスの姿は幻想的でさあります! その他の点では、不死身で通常の食餌はとらない。 この持続性、永遠性、絶えざる美しさと生殖によらない誕生の理由から、太陽の シンボルであり、それゆえ、ヘーリオポリス(太陽の都)と結びつく。 皇帝のコインやモザイクに描かれ、光背や生命の樹と一緒に描かれることが多い。 (イメージシンボル辞典) |