エドワーディアン　天然真珠　ネックレス｜アンティークジュエリー　ルネサンス

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エドワーディアン　天然真珠　ネックレス

イギリス　1910年～1920年頃
天然真珠、オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、プラチナ
4,8cm×3cm
重量11,1g
ハンドメイド　プラチナチェーン（オリジナル）　65cm
オリジナル皮ケース付き
Sold

《エドワーディアンからアールデコへの過渡期のジュエリーならではの特徴と魅力が完璧に出ている作品》

『主役は天然真珠』
ダイヤモンドがメインではなく、天然真珠をメインにしているのは、
この作品が、天然真珠がダイヤモンドよりも人気が高く高価だった1900年頃から1920年頃までに作られていることを表しています。

『エドワーディアンとアールデコの様式がミックスされている』
デザインは、エドワーディアンのエレガントで洗練された雰囲気の中にも、アールデコのシンプルですっきりしたシャープラインがミックスされています。

一番外側がシンプルな八角形で、その内側にリボンを捻ったような美しいライン、そして小さなダイヤモンドの円形のラインと、直線と優美な曲線を組み合わせたデザインは、洗練の極みと言える素晴らしいデザインです！！♪

優美な曲線の上下左右と、小さなダイヤモンドの円形の中心に天然真珠をセットしていますが、その配置にもセンスの良さが現れています。

使われている真珠は天然真珠ならではの美しい照りと色の珠で、最高品質の天然真珠です！！

下に下がっている卵形の天然真珠も実に魅力的な珠ですね。

上部のリボン状のパーツに六角形の本体を下げたデザインも、優美で洗練されたエドワーディアンらしいデザインです。

エドワーディアンとアールデコに付いては、時代別の特徴が解るページをご覧ください。

肉眼では見えない程の繊細なミル（縁のギザギザ）は、これ以上ない精緻な物で、一つ一つが丸く綺麗な形に仕上げてあるのには、感動するばかりです！！　エドワーディアンからアールデコにかけてのジュエリーのミルは、レベルがいろいろありますが、これは間違いなく当時の最高水準のミルなのです！！

いったいどれだけの時間を掛けて作ったのか、これだけの技術を身につけるためにどれだけの修行を積んだのだろうと思ってしまいます！

完成度の高い仕事という点では、エドワーディアンからアールデコのジュエリーが、その頂点とも言えるかも知れません！

それは、19世紀以前には無かった革命的新素材のプラチナに寄るところが多いのです。
プラチナは強靱で粘り気のある金属なので、このような繊細精緻なミルを打つのには最も適した金属ですから。

そしてその性質から、19世紀以前には出来なかった、小さな石を完璧に留められるようになったのです！

このネックレスは、最も小さなダイヤモンドを含めてすべてのダイヤモンドが、ローズカットではなく、シングルカットのオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドがセットされているのが特徴です！

多くの物は、小さなダイヤモンドはローズカットを使っているのですが、このネックレスのようなトップレベルの物は、ローズカットではなく、オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドを使っているものなのです（一部に例外はありますが）。

小さなダイヤモンドを連続して留めてあるので、その繊細な輝きは実に美しく、天然真珠の引き立て役にピッタリなのです！

小さくても高品質のダイヤモンドが使われていますし、石留めの技術が歴史上頂点だった時代ならではの細工なので、繊細で且つ完成度の高さを感じる高級感があるのです！

この天然真珠は養殖真珠のような不自然な綺麗さとは違う、自然な美しい照りと色が感じられるのです！！
余程大切に扱われたようで、コンディションの完璧です！！
天然真珠と養殖真珠の違いについては、『天然真珠の魅力』をご覧ください。

普通より可なり長いハンドメイドならではの細く美しいプラチナチェーンは、このペンダントの魅力をさらに引き立たせているのです！

チェーンがもしオリジナルではなくて、現代のチェーンなら、ミスマッチになってしまい、トータルでの美しさが感じられなくなっていまうのです！！

これ程細くても100年の使用に耐える耐久力があるのは、マシンメイドの現代のチェーンでは考えられないことなのです！！

ハンドメイドのチェーンは、想像を絶する手間が掛かる物なので、今では繊細なチェーンをハンドメイドで作るなんてことは不可能なのです！！

だからアンティークジュエリーのチェーンは、重要なポイントなのです！

このネックレスのチェーンは、65cmと普通の2倍の長さがあるので、カットして標準サイズにすれば、貴重なハンドメイドのプラチナチェーンとして別のペンダントを下げるのにも使えます！♪

こういうチェーンだけを入手することは、ほぼ不可能なので、このネックレスを購入される方はとてもラッキーだと思います！♪

当然ながら裏も完璧な仕上げですが、表と裏では細い線状の部分の太さが違うのに皆さんは気づかれましたでしょうか？
これはナイフエッジという技法で、プラチナの板を上部は細い線にしか見えないほどヤスリで削り、裏は強度を出すために太くしているのです！！　こういう目立たない所にも細心の注意を払い、手間を掛けて作るのが昔の職人の仕事なのです！

このネックレスはエドワーディアンであってもゴールドバックでないのは、それだけお金を惜しまず作られた物だということです！！
このことは、最近販売した1909年の箔押しがあるオリジナルケースに入ったこのネックレスをご覧になれば解ります。

この綺麗な形の輪はハンドメイドならではの物なのです！
セーフティーチェーンは後で付けられた現代のチェーンです。実物をルーペでご覧になればハンドメイドとマシンメイドの違いが分かると思います。

全体のコンディションはパーフェクトです！

大きすぎず、小さすぎずの丁度良い大きさですし、派手さが無いエレガントな雰囲気なので、使いやすいネックレスでもありますね！♪

普通の2倍の長さのチェーンが付いています。

たぶん特別にオーダーされた物でしょう。