1835年に『ハレー彗星』と名前が付けられて二度目に現れた時に、作られたブローチですが、この時初めてハレー彗星の観察が本格的にされ、宇宙の一大ページェントとして注目を集めたのです！

だから1835年には『ハレー彗星』をモチーフにしたいろいろなデザインのブローチが作られ、人気を博したのです。

こういう歴史的な出来事がモチーフのブローチは、アンティークジュエリーならではの面白みなんです！♪

次に現れたのは1910年で、この時は、彗星の尾の中を地球が通過することがわかったので、当時は彗星の正体は小型の天体であることは分かっていましたが成分は不明ですし、尾には毒ガスが含まれているらしいという風説が流れ「この世の終わりになる」のではという社会不安が広がっていきました。

僕は昔、日本の白黒映画で『空気のなくなる日』を見たのを覚えています。
5分間空気が無くなるというので、自転車のチューブを沢山買って生き延びようとする人たちの悲喜劇を描いた映画でした。

1910年にもハレー彗星のブローチが作られていますが、この時は簡単な細工の低価格の物が多かったようで、良い物を見たことがありません。

1835年のハレー彗星はいくつか扱ったことがありますが、ほとんどが左の画像のようなデザインでイギリスで作られた物でした。

今回ご紹介するハレー彗星は、ドイツ又はオーストリアの物と思われる物で、見た目約1カラットもありそうな大きなダッチローズカットダイヤモンドを使った、とても凝ったダイナミックなデザインです！！♪

僕はこれを見た時、こんなに面白いデザインのハレー彗星のブローチがあったとはと、感激したんです！♪

夜空に輝くハレー彗星を表現するために、大きなダッチローズカットダイヤモンドを使っているのが素晴らしいじゃないですか！！♪

この時代のダイヤモンドとしては、石の下に敷いた箔の変色も無く、照りの良い石なので、ハレー彗星のブローチにはぴったりです！♪

それに通常のローズカットよりもカットの面数が多いダッチローズカットダイヤモンドで厚みも充分にあるので、ダイナミックな輝きがあるのです！！♪
身につけたら、きっと注目されるでしょうね！♪

｢それはどういうブローチなの？｣と聞かれることでしょう。
その時、ハレー彗星の話が出来るのは楽しいことだと思いますね。

アンティークジュエリーは歴史を秘めたジュエリーです、それが現代のジュエリーとの徹底的な違いです！！

だから、このハレー彗星のブローチのような歴史的な出来事に基づいたブローチほど面白い物はないのです！！♪

そしてアンティークジュエリーの中でもブローチが、一番面白いのです！！♪

ブローチはデザイン状の制約が少ないので、多種多様なデザインがあるし、最も人気があったので、沢山のブローチが作られているのです。

それに今では、ブローチの使い方が解らない人たちが多いので、人気がなく、それ故に価格は他のアイテムに比べてずっと安いのです！！♪

だから、このハレー彗星のブローチ、見た目約1カラットもある大きなダイヤモンドに関わらず、このようなお買い得なプライスなんですよ！！♪