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インタリオ リング サラセン人 アンティークジュエリー 実物大
1円玉サイズ ←実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。

インタリオ リング
『サラセン人』

イギリス(ロンドン) 1851年
※ホールマークにより確認
(インタリオは19世紀初期の可能性もあります)

コーネリアン、18ctゴールド、
サイズ 10,5号(変更可能)
インタリオのサイズ1,5cm×1,2cm
重量 9,1g
¥350,000-

サラセン人とはキリスト教から見たイスラム教徒の呼び名で、貴族の紋章にも好んで使われているモチーフです。それは十字軍に由来することかも知れません。

下の画像のウィロービー男爵家の紋章にもサラセン人と捻り棒が彫られていることからも、この指輪は紋章の一部を使って貴族が作らせた指輪の可能性が高いと思われます。

この指輪のサラセン人の下にも捻り棒が彫られているのを見ても明らかです。

インタリオの彫りのレベルが高いことから、指輪は1851年に作られた物であっても、インタリオは19世紀初期に作られた可能性があると思います。


ウィロービー男爵家の紋章 これはシールに付いているインタリオですが、ウィロービー男爵家の紋章が彫られています。


冠を被ったサラセン人が彫られていて、その下に紋章には付き物の捻り棒≠ェ彫られています。

※※
このインタリオが付いているシール
インタリオ サラセン人 インタリオ サラセン人 粘土に押した画像
インタリオ リング サラセン人 アンティークジュエリー このインタリオはサラセン人の特徴を良く捉えた素晴らしい彫りです!

しかも面白いのは鉢巻き、眉毛、目、鼻、髭、捻り棒が白くなっていることです!

何故白くなっているのかが不思議です!

意図的にやった物なのか?
それとも偶然なのか?

とにかく白くなっていることで、如何にもサラセン人という雰囲気が出ているのが良いじゃありませんか!♪

実に興味深いインタリオです!



インタリオ リング サラセン人 アンティークジュエリー
インタリオ 拡大 見る角度によって表情が変わるのは、深く彫られているからです!

※※※
インタリオに付いては【知られざるアンティークジュエリーの魅力】の『インタリオ』をご覧ください。

この指輪は重量が9,1gもあることからも解るように、金を贅沢使った非常に良い作りで、やはり、貴族のオーダー品だと感心します!

サイズが10,5号と小さいのは、昔も今も貴族や上流階級の男性は小指にインタリオ リングをはめるからです。

 

インタリオ リング サラセン人 アンティークジュエリー
インタリオ リング サラセン人 アンティークジュエリー
インタリオ リング サラセン人 アンティークジュエリー
インタリオ 拡大
インタリオ 拡大 インタリオ 拡大
この石は濃い色のコーネリアンですが、裏から光りを当てると半透明な石であることが解ります。

ホールマーク ホールマーク
ホールマーク
側面 側面

実物大
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