ギロッシュエナメル　ゴールド　置き時計　ペンダントウォッチ　アンティーク

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ラペルウォッチ（ロケット付）

フランス又はスイス　1870年頃
ムーブメント　フランス又はスイス　1870年頃
ギロッシュエナメル、18ctゴールド
10cm×3,1cm 　時計4,5cm×2,7cm
重量48,7g

SOLD（オーバーホール代込み：1年保証付き）

ラペルウォッチはブローチに下げて使う時計ですが、これは時計が小さな置き時計にもなる極めて珍しいラペルォッチです！♪

しかも上のエナメルの部分はブローチ＆ペンダントとして使えますし、時計だけをペンダントとしても使えるので、マルチユース・ウォッチでもあるのです！♪

2千万円から3千万円もの費用を掛けて特別オーダーされたと思われる時計だけに、エナメルミニアチュール（細密画）の美しさは絶品です！！♪

←↑実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉（直径2cm）を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。

この時計のムーブメントはシリンダー型で、エナメルや彫金から1870年代ぐらいの時計だと思われます。

この時代には共通の部品を使った半量産の実用的な銀の懐中時計が作られていますが、この時計はそういう時計とは一線を画す物です！

普通の懐中時計よりもずっと小さく、ずっと後の時代のペンダントウォッチほどの大きさです。

しかも円形ではなく長方形ですし、後ろは何とスケルトンになっているので、この時計は特別にオーダーされた完全な一点物なのです！！！

ハイクラスのジュエリーの場合、アンティークでは一点物は当たり前ですが、時計となると話は別です！！！

時計は歯車などのパーツ数が膨大なので、それを一つずつ手作りで作る訳ですから、今のお金に換算すれば、最低でも二千万円はした筈なのです！！！

よく昔の時計はお屋敷一軒と同じぐらいだと言われていますが、だとしたら想像を絶する高価な時計だったということです！

最近、雑誌でやたら有名ブランドの超高級時計が紹介されているのを見ますが、高い物ではフェラーリよりも高い5千万円以上もの馬鹿げた値段の時計があるのには驚き呆れます（笑）。

古代ギリシャやローマ時代、もしくはルネサンス時代のの一級品でも数百万円で買えることを考えると、現代の時計や宝飾品の価格はばかばかしい値段です！

そんな物は20年もすれば、部品が駄目になって、オーバーホールすら出来なくなり、唯の壊れた機械になってしまうのですからね～（笑）。

まあ、そこまで高くなくても有名デパートの時計・宝飾売り場に行けばショーメなどの、たいした価値のない小さな宝石を沢山つけただけのくだらないブレスレット・ウォッチが1,000万円もの値段で並んでいるのですから、笑うしかありません。

今はブランドウォッチのオーバーホールは、メーカーがパーツを流通させていないので、すべてメーカーに送ってオーバーホールをせざるをえない状態です。

オーバーホールは2～3年に一回はする必要があるのですが、現代のブランドウォッチはその度に10数万円の費用が掛かるのです！！

10年ぐらい前までは、ブランドウォッチでもメーカーに送らなくても、そういう時計をオーバーホールできる所があり、半額以下の価格で出来たのですが、メーカーが利益独占のためにパーツを市場に流さなくなってしまいましたからね。

そんな現代の時計に比べて、このラペルウォッチが如何に価値ある時計かを考えて頂きたいものです！！

世の中に一つしかない、本当の一点物の時計なんですから！
！！

しかも金を普段に使った贅沢な作りで、彫金はもちろん19世紀中期の最高水準です！！♪

文字盤のエナメルが素晴らしいし、ブローチ＆ペンダントの部分のエナメルは類を見ない美しい物です！！♪

この時計はスケルトンだけに、今でもカチカチと心地良い音を出しながら歯車が回っているのが見えるのが楽しいんです！♪

僕は時計のオーバーホールは世界でもトップレベルの時計師に頼んでいるので、この時計も完璧な状態（1年保証付き）でお渡し致します！♪

この時計は一点物の手作りのムーブメントもさることながら、文字盤の美しさはエドワーディアンやデコの物に比べて格段の違いがあるのです！！！

赤のギロッシュエナメルの上に描かれた数字とその周りの透かしの縁取りをよ～くご覧ください！

透かしの部分からギロッシュエナメルが見えているのに気づかれたでしょうか？

その下の二羽の小鳥もグラデーションのエナメルで描かれています。

今までハイレベルの懐中時計やペンダントウォッチをずいぶん扱って来ましたが、これほど美しく凝った作りの文字盤は見たことがありません！！！♪

このラペルウォッチは、貴族が数千万円のお金を掛けて特別に作らせた、極めて貴重な作品なのです！！！

※※※
エナメル・ミニアチュール（細密画）については
《知られざるアンティークジュエリーの魅力》の【エナメルの技法：エナメル細密画】でご覧ください。

このラペルウォッチの最大の魅力は、時計が小さな置き時計になっていることです！！

18金のケースは充分に厚みのあるとてもしっかりした作りで、縁のミルの打ち方も完璧です！！

画像では解りにくいですが、ガラスはフラットな板ガラスではなく、僅かに凸面になっていることから、拭きガラスが使われているのだと思います。

これは適当な台を作ってその上に倒れないように工夫したセッティングをしてドーム型のガラスを被せれば、凄く贅沢な置き時計として楽しんで頂けるんじゃないかと考えています。ドーム型のガラスが無理ならアクリルの筒を被せても良いですしね。

このアイデアで作ることは可能なので、ご希望の方には見積もりをお出し致します。

ギロッシュエナメルの色は明るい赤ではなく、ちょっとダークな赤なので、二羽の小鳥が美しく浮かび上がるのです！♪
二羽の小鳥は実に美しいグラデーションのエナメルです！♪

中にゴミが入っていますが、お渡しする前にゴミを取って綺麗にしてお渡し致します。

最初に赤のギロッシュエナメルを施し、そのうえに植物を描き、さらにその上に二羽の小鳥が描かれていますので、これは何回も炉に入れて色ごとに焼く温度を微妙に変えながら作られた極めて高度な技術と手間を要するエナメルなのです！！

大きく拡大しているので、ガラスの下にあるゴミが目立ちますが、実物はほとんど見えません。

ガラスは綺麗な面取りガラスが使われています。