【高度な技術と圧倒的な手間をかけたから出来たロングチェーン!!】
ジョージアン ロング ゴールドチェーンは、19世紀後期以降の物とは全く別物です!!
イギリス独特の物で、近世以降では金が最も高価だった時代だけに、少ない金で見栄えのする物を作らなけらばならない事情から、金細工の技術水準が非常に高まった時代に作られた物だからです!!
それ故、一見ボリューム感があり、重そうに見えても、持ってみると意外に軽いので驚かれると思います!
重さだけが取り柄の現代のマシンメイドと違って、金で薄い板を作ってパーツを一つづつ手作りで作ったチェーンなので、とても軽くて使いやすいのが魅力です!!♪
現代のマシンメイドのチェーンでこれだけのボリュームがあったら、とてもじゃないが重くて肩が凝ってしょうがないでしょう(笑)。
それに現代の美しさとは無縁の重いだけのロングチェーンは、金の値段が上がっているので恐ろしく高いんだから笑っちゃいます(笑)。
だから金が今よりずっとずっと高価だった当時は、このロングガード ゴールドチェーンは、非常に高価な物だったので、貴族などの特別の人たちだけの物だったのです!!
それ故に347個ものパーツの一つ一つに繊細な模様を彫り、打ち出しでボリューム感を出した完全に手作りの物が作られたのです!!
これだけの細工をしたのは、金が高かったからだけでなく、単なるお金持ちではない、美意識の高い見る眼のある人たちの為の物だったからです!!
拡大画像を見て頂ければ、このチェーンがどんなに美しいチェーンかがわかります。
こんなに繊細で美しい模様を347個ものパーツに彫るのがどれだけ大変なことか!!
だから1840年代に起こるゴールドラッシュ以降は、金の値段も下がり、新しい富裕階級の人たちが増えたことにより、こういう手間の掛かる繊細な美しい金細工のジュエリーが姿を消して行ってしまったのです!!
このタイプのネックレスは、素晴らしいクラスプがついているのが特徴で、ルビーと思われる指輪をした手の形の物が代表的なクラスプです!
この手の形のクラスプがバランス良く見えるような位置に来るように付けると、とても見栄えのするロングチェーンとしてお使い頂けるのです!♪
現代でも作家物のハンドメイドチェーンがありますが、もっと簡単な細工で且つ短い物でも300万円ぐらいの価格ですから、このようなジョージアンのロング ゴールドチェーンが如何に安いかがお解り頂けると思います!!
唯、最近はジョージアンのゴールドジュエリーを、海外では出尽くした感があり、仕入れるのがとても難しくなっていますし、価格も相当に高くなってきているのが実情なのです!
ジョージアン ロング ゴールドチェーン
イギリス 1820年頃
18ctゴールド、ルビー
長さ 102cm
重量29,2g
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