エナメルの技法
過去にGenが扱ったエナメルを使ったジュエリーをエナメルの技法別に掲載しました。
ミュージアムピースを含む素晴らしいエナメルのアンティークジュエリーをご覧下さい。

ギロッシュ・エナメル プリカジュール・エナメル クロワゾネ・エナメル シャンルヴェ・エナメル
ミニアチュール・エナメル     エナメルってどんな物?

 

ギロッシュエナメル(バスタイユ)

ギロッシュ・エナメル(バスタイユ)

18世紀の嗅ぎ煙草入れや懐中時計には、ベースの金属部分に地模様を彫って半透明のエナメルを施した美しいギロッシュエナメルを使った物が作られています。

光の当たり方で地模様が浮かび上がる実に美しいギロッシュエナメルは、18世紀に於いては豪邸を買えるような金額の懐中時計や、嗅ぎ煙草入れ用の小箱に施されているのを見ると、当時のエナメル職人の工賃が如何に高いものだったかが分かります。

19世紀末からロシア革命までのフェベルジェも優れたエナメルの小物やジュエリーを作ったことで有名ですが、彼が目標にしたのは18世紀のギロッシュエナメルなのです!

プリカジュール・エナメル アンティークジュエリー

プリカジュール・エナメル

プリカジュール・エナメルは、裏に薄銅板を当てて、そこにエナメルを施し、後で酸で溶かすかはぎ取る技法で、教会のステンドグラスのイメージをジュエリーで表現しようとしたものです。

とても手間の掛かる技法ですし、美しいグラデーションは至難の技です。

裏から光りを当てるとステンドグラスのように美しいエナメルなので、アーティスティックなデザインのアールヌーボーのジュエリーに好んで使われました。

←は裏から光りを当てて撮った画像です。

アールヌーボー・ブローチ
エナメル細密画 アンティークジュエリー

エナメル細密画(ミニアチュール)&ペイントエナメル

先に単色で焼成したエナメルを下地として、その上にエナメル画を描き焼成する技法です。
鑑賞用の大きな物もありますが、ジュエリーの場合はすべて細密画(ミニアチュール)です。
エナメルでない普通の細密画でさえ難しい技術なのに、エナメルで細密画を描くということは、少しでも七宝焼きの経験がある人なら、絶対に出来る訳がないと思うほどの超難度の技術なのです!!

しかも絵画と違い、1000年経っても変色しない永久に変わらぬ作品なのです。

ルネサンス ガーネット リング

シャンルヴェ・エナメルとその他のエナメル

ベースの金属部分を彫り、そこにエナメルを施す技法。
このルネサンスの指輪で言えば、黒い部分がエナメルでゴールドの模様は彫り残してあります。

Alexis Falize作 ファリーズ アンティークジュエリー

クロワゾネ・エナメル(有線七宝)

金属線で縁取りした中にエナメルを施す技術。
日本の骨董品で見かける七宝の大半がこの技法です。

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