アンティーク 「ヘラクレス」 カメオ リング
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右は「メト−プ断片-ヘラクレスとクレタの牡牛」
オリュンピアのゼウス神殿、紀元前460年頃
ルーブル美術館蔵

「ネメアのライオンと戦うヘラクレス」
カメオ リング
アゲート
古代ローマ 紀元前1世紀
シャンクは18世紀後期フランス
アゲート、カラーゴールド
カメオの大きさ 2cm×1.7cm
サイズ 21.5(サイズ変更可能)

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有名な「ヘラクレスの12功業」の中でも代表的な、ネメアのライオンを素手で絞め殺しているモチーフのカメオです。
三層の実に綺麗な石のカメオで、ヘラクレスもライオンも手前の部分は最上層の色を厚く残し、奥にある部分(ヘラクレスの左足など)は中間層の白い部分を薄くして、最下層の色が透けて見えることで立体感を表現しているのです!!
一番上の層の残し方に、作者の古代の人間とは思えない新しい感覚を感じます。
作者は意識的に細かい彫りを避けて、単純化する事でフォルムと色彩の美しさを表現しようとしているのです。 2000年以上も前の作品とは思えない、非常にモダンな印章を受けるアーティスティックな素晴らしいカメオです。指輪の作りもそのフィーリングに合わせてカラーゴールドで作られていますが、シンプルで現代的な感覚の完成度の高い素晴らしい作りです。

19世紀のカメオブームの頃に沢山作られたカメオはほとんど熱処理された石を使っていますが、この石も紀元前のカメオとしては珍しく熱処理されています。それは19世紀のカメオが、一般的に好まれるのを目的に熱処理したのとは違い、アーティストとして新しい感覚の作品を創るための挑戦だったのではと、僕には思えます。18世紀のフランスの貴族がペアで使っていた思われるヴィーナスのカメオも同じですね。(近日中にUP致します



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