古代ローマ アゲートカメオ 「古代ギリシャ悲劇・仮面を被ったキューピット」 リング


古代ローマ カメオ リング
「仮面を被ったキューピット」
ローマ A.D.5世紀(シャンクは20世紀初頭)
アゲート、18K



<オディプス王><王女メディア><アンティゴネ)などのギリシャ悲劇は2500年前にアテネで成立した世界最古の演劇です。一体どんな劇場で、どんな風に演じられていたのでしょう?
ギリシャ各地の古代遺跡にて、円形劇場跡を見かけますが、それだけ古代にギリシャ悲劇・喜劇等の演劇がさかんに行われていました。
その円形劇場跡の中でも、エビダウルス古代円形劇場というたいへん有名な劇場跡があります。特にその音響効果は抜群で、舞台にあたる円の中でコインを落としても、青空の中、最上段の観客席でそのコインの種類が判別できるほどといわれており、夏期の夜の星空のもとで、今でもギリシャ悲劇・喜劇等が上演されています。
ヨーロッパ文化は古代ギリシャに源を持つものが重要な比重を占めています。ルネサンス以降の彫刻や絵画にも迫真的な作品がありますし、近世になってからは舞踊にもなっています。日本でも古くからギリシャ神話は親しまれていますし、ギリシャ悲劇は他のジャンルの芸術にもとり入れられています。
そんなギリシャ悲劇は、役柄の仮面を着け上演されます。その仮面を被って犬と戯れている愛らしいキューピットの図柄がこの指輪です。
(エロス:アプロディテの息子で、愛の神。人や神の胸に恋の矢を撃ち込む天使として有名 )
半透明の古代のアゲートの石の質感を余すところ無く発揮したこのカメオの素晴らしさは、拡大画像で見ますと、その魅力がより感じられます。
4〜5層のアゲートの色彩を巧みに使いわけている所が最高に魅力的に思えます。
仮面とそこからたれている衣装を着けているように見えるのは、キューピットの半身の白さをキャメルカラーの半透明の層が覆っていることで表現されていますし、犬に3色使われており、頭部が白く、尾に向かって飴色にグラデーションがかかっているのも、動きを感じさせます。
キューピットの翼と衣装が掛かっていない右足、右手は白で表現し、他の部分との遠近感を出しており、バックのとろりとしたアゲートの半透明感をより強調しているようです。この巧みな色の配置は、まるでキューピットと犬の戯れ遊ぶ声まで聞こえてきそうなくらいの躍動感をかもしだし、見ていると、ほほえましく、楽しくなってきます。
このような美術的価値の高い1500年も前の素晴らしいカメオが、大衆化されて沢山作られた19世紀中期のカメオ並の値段もお求めになられるのも今のうちでしょう!!
まだその美術的価値、いや、その存在さえも知られていないからなのです。

ギリシャ神話
 

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