左が19世紀中期の甘い、余りにもアンバランスなフレームです。内側の模様を彫ってある縁は18世紀の仕事です。
何でも大衆化が進むと悪趣味の物が作られるようになるということですね。
左の画像で、このアゲートの地模様が入っているような、独特の透明感のある美しい石の魅力がお解り頂けると思います。
このような自然で美しい石のカメオを見ていると、19世紀中期のストーンカメオに使われている石は、みんな均一で不自然な感じがするのは、何故だろうと思います。