ブルーエナメル ペンダント


まず一つ目の秘密は、3個のダイヤモンドを取り囲むように、それぞれ放射状の模様が彫られていることです。ギロッシュエナメルは地金に模様を彫ってあるのは普通ですが、このように複数のダイヤの輝きを引き立たせるために、それぞれの石の周りに放射状の線を彫ってあるのは珍しい!これはライトが当たると実に綺麗に見えますね♪

二つ目は滴型の外形に合わせてシードパールも大きさを微妙に変えていることです。これは小さくても真円真珠が滅多に無い天然の真珠としては大変なことなのです。それにアンティークなら当たり前のことではありますが、半分にカットした真珠を極小の爪だけで留めてあるのもとても難しい技術なのです。180年も前の真珠がこんなに綺麗に残っているなんで不思議に思われるかも知れませんが、それは天然の真珠で真珠層が厚いからです。養殖だったら10年ぐらいで変色が始まってしまうのが普通ですからね。

三つ目はこのペンダントのデザイン上、重要な役目を果たしている白いエナメルです!
ブルーのエナメルとの境目の金の線は、金のエナメルで線を描いているのではなく、地金を彫り残してあるのです。つまり白いエナメルは溝を掘ってその中にエナメルを施してあるのです。しかも外側の縁にはミルグレーンのような繊細で綺麗な模様が彫られているのも素晴らしいですね。古い時代の高級なエナメルは、このように目立たない所に大変な手間と技術をかけてあるもので、それが見た目にも美しいと感じさせる重要な役目を果たしているのです。

まだありますよ、美しく見える秘密の訳は・・・

Next

このページはメールマガジン「ポローニア便り」に掲載したものです。
メルマガのお申し込みはこちらからどうぞ




ページトップ

Free Call 0120 974 384 年中無休。平日 AM 10:00 - PM 11:00 、土日 AM 11:00 - PM 11:00。携帯電話もOK