このカーブドアイボリーは、外側の樹木の部分を彩色してあるのが特徴ですがこのタイプはとても少ないものです。
He who is absorbed in making
a profit misses all else. 鹿を追う者は山を見ず
鹿だけを見ていると気づかないのですが、実はこのカーブドアイボリーは、フレームに独特の特徴があるのです。
彩色された樹木の上にが微妙な立体感を出した木の葉が彫られていて、その下の内側の細かい透かしの部分との間にはちゃんと隙間を開けて立体感を出してあります。
このカーブドアイボリーの厚さは僅か5mmしかない薄い物ですが、斜め上から見てみると2頭の鹿はちゃんと立体的に彫られているのです。
最後に皆さんがそうだったのかと驚かれることをお話致しましょう。
それは鹿の今にも折れそうな細い足です。 これを右側面から見てみると・・・