【美しいクリソプレーズ】 クリソプレーズはカルセドニー(玉髄)の変種で、ほぼ透明(亜透明)から半透明で、やや黄色味がかった緑色(イエローイッシュ グリーン) の石ですが、今ではなかなか上質の石はないようで、一般的に売られている石は色の薄い低価格の石が大半のようです。 アンティークでは19世紀後半から20世紀初期にかけて、上質の石が採れたようで、ルビーやエメラルドに匹敵するような人気があり、 高級なジュエリーとして作られた優美な作品が多いのです。サファイヤやルビーなどもそうであるように、上質の石は現代では採れなくなってしまい、天然の美しい石はアンティークならではの魅力なのです。 同じグリーンの石でも硬質感のあるエメラルドや翡翠とは違う、柔らかな 優しいイメージですし、半透明なので光の当たる角度や、背景の色で微妙に色や雰囲気が変化する魅力があります。 ですから、クリソプレーズはこの四つ葉のクローバーのような繊細でファンタジックなデザインのジュエリーにはピッタリなのです! だから、エレガントで洗練されたエドワーディアンや、19世紀後期のファンタジックなデザインの優れたジュエリーに好んで使われ のだと思いますね。 この画像でもかなり綺麗には見えていますが、実物はもっともっと美しい石ですので、これはぜひ、実物を手にとってご覧になって頂きたいと思います。 では次ページでその素晴らしい仕事をご覧ください。
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