アンティーク ブローチ ヴィクトリアン カラーゴールド ロミオとジュリエット 桑
スリーカラーゴールド・ブローチ
「白い桑の実」

フレームは桑の木の枝をあしらい、そのイメージを表現するために彫られた巧みな線は、作者の天性のセンスの良さと卓超した高度な技を感じさせるのに充分です!
こフレームは、円形や四角形ではない微妙な曲線状のパイプで出来ている所が重要なポイントで、これはすごく大変な作業だと思います。
この画像でフォーカラーゴールドで作られた作品であることがお解り頂けると思いますが、現代のピンクゴールドなどの単純な色のカラーゴールドとは全く趣の違う魅力あるものであることが解ります。美しい色のカラーゴールドは純金(24K)に銅や銀などを混ぜることで色を出すのですが、その微妙な配合は当時の職人の経験と勘だけの世界ですから、今となっては再現は不可能と言える難しい技術なのです。
そして白い桑の実にもご注目ください!
天然の真珠らしい一つ一つ形の違う小さな真珠を見ていると、アンティークジュエリーではポピュラーな小さなハーフパールは、こういう真円ではない真珠の丸みを帯びた部分をカットして使っていることが解ります。こんな小さな真珠でさえも、天然真珠では真円の物を揃えるのが如何に大変なことであるかが想像出来ますね。養殖真珠には考えられないことなのです。
それにその留め方がユニークです。たくさん穴を開けた金のドーム状の台に、一個一個穴を貫通させてホーステール(白馬の尻尾)を通してつなぐという独特の留め方をしています。直径1mmぐらいの小さな真珠に穴を開けるだけでも大変な作業ですし、さらに スリーカラーゴールドの見事な作品を引き立たせる重要な要素になっていると思います。
この作品のようなミュージアムピースに勝るとも劣らない優れた作品を扱えることは嬉しい限りですし、ぜひ、皆さまにお勧めしたい
絶品です!!♪


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フォーカラーゴールドのブローチ
「白い桑の実」
ハイキャラットゴールド(15〜18K)、真珠
イギリス 1840年代




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