ペンダント
シードパール、15K
イギリス 1890年頃
5,7cm×2,7cm(先端から先端まで)


シードパール ペンダント

 シードは英語で種という意味で、このペンダントに使われているような小さな天然の小さな真珠はシードパールと言われています。19世紀後期にはこのように半分にカットして使われることが多いのですが、これは天然の真珠だけに小さくても真円真珠が少なかったので、半分にカットして2倍にしてコストを半分にしているのです。

 でも真珠は意外に硬い物ですし、ましてやこれだけ小さな真珠を半分にカットするのは至難の技なのです!
 因みに現代の職人には出来ないぐらい難しいことです。しかもこれだけの沢山の小さな真珠を半分にカットするということが如何に大変なことか!アンティークは手間のかけ方が尋常ではないのです!

 そして小さなハーフパールを留めるのがまた大変なのです。接着しているんじゃないんですよ!
 拡大画像をよ〜く見てください。小さな爪で留めるパベ留めという技術で留めてあるのです。100年以上もの時を経てもこれだけ良い状態で残っているのは、留め方がうまいせいなのです!そしてその裏には、鋳造ではなく、地金を熱して叩いての繰り返しての鍛えられた地金が使われているからです!
 だから小さな爪でも100年の時に耐える耐久力があるのです。アンティークの優れた物ほど、見えない部分に時間を掛けて作ってあることを知って頂きたいものです。
 でもアンティークでもすべて良い仕事で作られているとは限らなく、出来の悪い粗悪な物も沢山作られていますから、よ〜く選ぶ必要があるのですが・・・。

 このペンダントは、シードパールを使った物としてはデザインも珍しいし、仕事も上出来です。
 タテの透かしが入っていますが、これはプラチナを使ったエドワーディアンの高級なジュエリーに見かけるデザインと仕事です。だからこのペンダントを作った職人が、如何に良い物を作ろうとしたかの心意気が伝わって来るのです!それに縁にはまるでエドワーディアンのような繊細精緻なミルが打たれています。これもこのタイプのジュエリーとしては異例ののことなのです!

 透かしの中央部の円形の部分に注目してください。菱形の綺麗な直線の透かしが入っていますが、このような美しい曲線の透かしにするのには高度な技術とセンスが要求されることなのです!

 バチカンもとても良い作りで真珠をセットしてありますが、金具まで気を遣った作りが良いジュエリーの証なのです♪

 ヴィクトリ時代後期の優れたジュエリーには、エドワーディアンの洗練の極致とは違う、何か暖かみを感じるほのぼのとした魅力を感じますね♪

 ダイヤを使ってはいませんが、仕事としてはエドワーディアンに優るとも劣らない仕事で作られているのに価格はず〜っとお安いですから、とても楽しんで頂けるジュエリーだと思います。

※天然の真珠と養殖真珠の違い(後でリンクを張ります)

 


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