横がたった2,8cmしかないとても小さな物なのに、完全に立体的に金線で花籠を編んでいるのを見ていると心に熱い物を感じます！♪

19世紀中期に大ぶりの成金趣味が横行した後にこういう小さな美しい物が好まれるようになるのですが、いつの時代も同じようなことを繰り返しているのかも知れませんね。

5個の 小さなびらにシードパールを付け、取っ手のリボンはカリブレカットのルビーが付いています！♪
こういう所に作者の技量の凄さと良い物を作ろうとした心意気が出ているんですよ♪

これほどの小さな物に圧倒的な手間を掛けて作れたのは、それが出来る環境があったからです。
これ見よがしの目立つ物よりも、さり気なく美しい小さなジュエリーにお金をいくらでも払う人たちがいたからんです。

今も昔も小さな物で手間の掛かる物は商品としては、儲けにくい物ですから。

こういう物は今では皆無ですが、昔も多くはないのです。あればいくつでも仕入れるのですが、何しろ32年ぶりですからね〜！この花籠型ブローチは・・・。

もう僕が生きている内には出会わないでしょう・・。