鹿ブローチ
シルバー又はアルミニューム？　ヴェルメイユ（合金）　ガラス
kirstein作
1839年　ドイツ
4.6cm×5.2cm

とても珍しいブローチ、記念につくられた物。
銀又はアルミニュームの細工はまるでカーブドアイボリーのよう、遠い山の風景などかなり遠近感を感じる、モチーフの周囲を少しダークにしているのがとても良い雰囲気を生んでいる。
銀又はアルミニュームなので、光によってかなり表情がかわり、白銀の雪山のようにも見えるし、夕日をうけた山のようにも見える。

いや〜、これは驚き桃の木山椒の木！！！（笑）
裏に1839年と刻まれているので、まさかアルミニュームではないだろうと思っていたのですが、拡大画像を見ている内に、アルミニュームの質感に思えて来ました。
サインドピースであることからも、これは特別に作られた作品であることが解ります。
ドイツではこの時代に鹿のモチーフのカーブドアイボリーが人気がありましたが、この作者はそれを当時は特別の金属でまだ一般的には使われていなかったアルミニュームで作ることに挑戦したのではないかと僕は推測しています！！

それにしてもこれは謎多き不思議な作品です！！
これこそミュージアムピース！！♪
ガラスのカバーがあるので、金属分析機でしらべられないのが残念ですが、届くのが今から楽しみです。
実物を見て新事実が出たらまた書きます。
　　　　　　　　　　　　by Gen

実物をルーペで見てみたら、アルミニュームではなくて銀だと思います。
銀なら硫化して黒くなっている筈だと思ったのですが、ガラスで密閉されている黒くなっていないんですよ。