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前回の画像は急いで作ったせいか大きくてごついイメージだったことが解りましたので、画像を作り直ししました。 これは全体の長さが3cmしかない小さなペンダントです。 花の蕾のような形で中にイースターエッグをイメージしたような卵型の物が入っているロシアならではのとても面白いファンタジックなデザインです。そして何と言ってもこのロケットペンダントの魅力はマザーオブパール(真珠の母貝の真珠層)を彫って卵型にして中をくり抜いてロケットにしていることなんです。ここまで凝った物作りをするのがロシアのジュエリーの最大の特徴です。始め真珠にも見えたのえすが、真珠では中をくり抜いてロケットにするなんて不可能ですからね。ロケットにはレンズのようなガラスの蓋が蝶番でセットされているので写真の入れ替えも簡単です。花弁のような部分には大きさを少しづつ変えたローズカットダイヤモンドをセットして、その縁には植物の小さなトゲのような物を彫り、部分的に繊細で綺麗な線が彫られています。 このロケットも、鋭く輝くローズカットダイヤモンドの花弁の中に、虹色の穏やかな光のマザーオブパールの卵の調和が何とも言えないファンタジックな印象を与えているのです。こういう作品は手にとってマークを見る前に見た瞬間、「あ、ロシアもんだ」って僕には解ります! ファンタジックでエキゾチック、そしてアーティテックなジュエリーがロシアンジュエリーなんです!♪(しかも本当に数が少ないんです) ロケットを開けた画像 |
「ロシアン アールヌーボー ロケットペンダント」 カーブドマザーオブパール、ローズカットダイヤモンド、14〜15K ロシア 1890〜1900年頃 |