タンバリンを打ち鳴らし、スカートをひるがえしながら踊る若い女性、前身で喜びを表現しているような解放感と自由な空気を感じます！！このチャーミングなカメオはパートドヴェールの技法で表現されています。パートドヴェールとはガラスの粉末に糊料を混ぜた物を型に入れて釜で焼く技法で、ガラス器などの大きな作品に良く見られますが、このカメオのように薄く小さく、細かい表現がされている物は非常に珍しいです。
女性はミニスカートのひるがえる感じやタンバリンを持つ手の指、顔の造形などが良く表現されていて、今にも踊りだしそうなリアルなポーズが良いですし、体の線の表現が細部に渡ってとても美しいんです(^-^)
それに光に透かした時の青と白のコントラストや浮かびあがる女性がとてもファンタジック！

それから、チャーミングなカメオにぴったりなフレームのフローラルの細工もとても良く出来ています。花びら１枚１枚に深い立体感があり、かつ繊細な仕上がりなんです！まるでフレームに小さくて可憐な花が咲いているようで素敵なんですよ(^-^)上品な金のつや消しも良い雰囲気ですね。ガラスで出来たカメオに繊細な細工のフレームを組み合わせてしまう、こんな感覚っていいなあって思います(^-^)

それに鎖がハンドメイドなのもgoodです！(^-^)ひとつひとつ繋げる手作りの鎖は本当に手間のかかる仕事なんですよ、現代のものは機械で作った味気ないチェーンが多いですから繊細で美しいチェーンはアンティークならではの贅沢な仕事だと思います。

繊細なアンティークのペンダントを現代の鎖と合わせると雰囲気が死んでしまうことがあるのですが、鎖もアンティークだとペンダントとの一体感が素晴らしいですね！ハンドメイドの鎖って表情があるから首から下げた時に首回りに添う感じが柔らかくて綺麗ですよ。どんなに素晴らしいペンダントでも下げる鎖によっては雰囲気が壊れてしまうものですから、鎖とペンダントのバランスって大切なんです(^-^)