ダイヤモンドを使った優れたアンティークジュエリーをご希望の方にはこれはもう、絶対のお勧め品です!!♪ このブローチ&ペンダントを手にとってご覧になられた方は、あまりの瑞々しいダイヤモンドの輝きに驚きの声を上げられます♪ しかも現代のブリリアンカットとは違う、オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドならではのダイナミックなシンチレーション(光の動き)があるので、身につけて動いた時には現代のダイヤモンドとは比較にならない程の美しい輝きを発揮するのです。 皆さん、センターのダイヤモンド をご覧下さい。石のほぼ中央部に黒い点が見えるでしょ?これがオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドの特徴の一つで、石の下部の先端(キュレット)を何故かカットしてあるのです。もっと古い年代、19世紀の中期ぐらいだと、もっと大きくずばっとカットしてあるので、ここだけ見てもある程度の年代は解るのです。現代のブリリアンカットはキュレットのカットはしてありません。数学的にはキュレットをカットしない方が輝きが強くなる事が解ったからだと思います。 但し、ダイヤモンドの輝き、美しさは現代のダイヤを評価する時に使う4C(カラー、カット、クラリティー、カラット)で表されますが、オールドヨーロピアンカットの場合は、カットの基準が現代の基準にまるで当てはまらないので、ダイヤモンドの鑑定書は意味がありません。そしてオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドには、4Cのような数値には出ない魅力があるのです!! 確かに数学的に計算されたカットの現代のダイヤは、正面から静止して見る分には美しく輝きますが、ジュエリーとして身につけた時は動きがある訳で、その時のどのように輝くかが重要なのです。 その点オールドヨーロピアンカットのダイヤモンドは、テーブル(上部の平らな部分)が小さく、それに続く斜めの部分(クラウン)の面積が広く、現代のブリリアンカットに比べて同じカラットでも全体的に厚みがあるのです。つまり、同じカラットでも上から見ると小さく見えるのです。これは面白い事に、現代の最上質のカットとされるトルコフスキーカットが普通のカットよりテーブルが小さいのと同じなのです!つまり現代の質の悪いダイヤは大きく見せるために厚みを少なくして大きなテーブルにカットされていると言うことですね(笑)。まあ、お金儲けの事しか考えていないからこんなカットにしちゃうって事ですよ。そんな事ばっかりやっているから現代のジュエリー業界は未だに不況のどん底に喘いでいるのです!そしてそれは今のアンティークジュエリー業界にも言える事なのですが・・・。自分で自分の首を絞めているようなものですね(笑)。 まあ石の話はこれぐらにして、アンティークジュエリーならではの作りの良さについてお話致しましょう。 このブローチ&ペンダントは、全体的にプラチナをたっぷり使ったとてもしっかりした作りです。もちろん縁には繊細精緻なミルグレーション(ギザギザ)が打たれ、それらがダイヤモンドと一体となって美しく輝いているのです。本体から下がっている5本のフリンジは、ナイフエッジと言われる板状の物を縦に使ってあり、正面から細い線にしか見えない事でダイヤ以外のプラチナの部分がなるべく目立たないようにしてあるのです。そして5本のフリンジは、いくつかに別れて繋がれているのでフレキシブルに揺れる構造になっているのです。こんなところにも、アールデコの一級品としての作りの良さが出ているのは嬉しくなりますね♪ それにこのブローチ&ペンダントは、ピンをネジで外せる構造なのでペンダントとしてもとても使い勝手が良いのです♪
アールデコ ブローチ&ペンダント オールドヨーロピアンカットダイヤモンド プラチナ イギリス 1915〜20年頃 4.5cm×3.5cm オリジナル・プラチナチェーン付
- All Planning, Design & Photo by Gen Katagiri -
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