イリュージョン リング 指輪 アンティークジュエリー

  うふふ、実はこうなっているんです♪ 画像左上のように三角形の片側にエメラルドもう片側にダイヤモンドをセットしているから、画像左下のように左から見るとダイヤモンドの指輪に見え、右側から見るとエメラルドの指輪に見えるんです!
 だからこの指輪を買われる方は、三つのデザインの違う指輪を買われた事になるんです!♪超お買い得な指輪でしょ(笑)
  しかしね〜、この発想は凄いですよ!♪ 僕のように遊び好きの人だったんでしょうね〜(^_^)v 。 でもね、こういう指輪を作れたという事は、遊び心のあるお金持ちがいたって事なんですよ!♪
 もちろんこの指輪は単に発想が凄いだけじゃないです!どんなに素晴らしいアイデアやデザインが出来ても、それを形にする高度な技術が無ければこういう指輪は作れないのです!だから現代のジュエリーに100年後まで残ってアンティークジュエリーとして高く評価される物は一点もあり得ないと僕は言っているのです!
  この指輪 のように左右から見た時に三角形の反対側の石が見えなくなるように作るには、三角形の高さと角度が僅かに違っても駄目で、その微妙なバランスを知るのは大変な事だと思いますね。きっと作者は模型を作って実験したのだと思います。
 どんな物でも独創的な物を作るという事は、情熱と根気と技術のすべてが必要なのです。そしてそれを理解してお金を惜しまずに払ってくれるパトロンもね。
 石の留め方をよく見ると、ダイヤモンドは爪止めでエメラルドはレール留め(カリブレカット)で留められていますが、半円形の部分にぴったり合うようにエメラルドを一つ一つ変形にカットして留めるというのは、手間やコストを考えればやりたくないでしょうね〜!それをやっているのは、自分の独創的なアイデアの指輪を絶対に作ってやろうと思う情熱なんですよ♪
  そしてこの指輪はいろんな所に情熱の痕跡が感じられるのです♪例えばシャンク(腕)に付いている三個のダイヤモンドを囲むような繊細精緻なミルと透かしにそれが良く現れています!この透かしがシャンクの美しさを引き立たせているのです。これも仕上げをする事を考えればとても面倒な事で、だからアンティークの指輪でもこういう仕事の物は滅多に無いのです!!♪
 
 この角度で見るとデコらしいデザインである事が解ります。円形のベゼル(正面)の中に三角柱を組み合わせて、曲線と直線を組み合わせた幾何学的なデザインは現代的デザインの幕開けを感じさせるものです。そしてシャンクのミルと透かしの部分にも同じ事が言えるでしょう。そのうえ、デザインの魅力だけではない、優れた職人の巧みな技は、現代人の我々の心を満たしてくれるのです。それが現代のジュエリーとアンティークジュエリーの違いであり、アンティークジュエリーでも一級品とありふれた物との違いなのです!!

 ベゼルの裏を見ていると、フラットならいざ知らずこういう複雑な構造を仕上げるのは至難の技だし、手間の掛かる事だと思います。よく綺麗に仕上げたものですよ。そして全体にとてもしっかりした構造であることも解ります。この指輪が作られた年代からホワイトゴールドが使われ始めるのですが、それは、エドワーディアンの頃に比べてプラチナの製造コストが大分下がったとはいえ、現代に比べたらまだまだ高価な金属だったからなんです。でも、この指輪はそんな事をものともせず、高価な材料をたっぷり使ったしっかりした作りです。こういうところにも、この指輪がどういう指輪なのかが現れているのです!♪

 このイリュージョンリング(幻影の指輪)の一番の魅力は、見る角度によって多彩な変化が楽しめるって事なんです!♪  この指輪を付けたら、見る人の目を意識して手を動かしたり、テーブルの下で気づかれないように上下逆にはめれば、側に座った人はあっと驚くと思いますよ♪一粒で二度どころか三度美味しい指輪、それがイリュージョンリングです!!♪

イリュージョンリング
幻影の指輪
オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、 エメラルド、プラチナ
イギリス 1920年〜1930年頃
サイズ12(変更可能)

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