生命力 雑草 「何でも同じ・・・」
このあたりは僕とアローの散歩コースで大好きな撮影スポットです。 この門を初めて見た時何と立派なお屋敷何だろうって思ったのですが、これが実はマンションのエントランスだと知った時は驚きました。 砂土原町から市ヶ谷田町あたりは牛込台地の高台で江戸時代には加賀藩の江戸屋敷などがあった高級住宅街です。 ここもきっと昔のお屋敷跡で、そこに立っていた古木をそのまま生かしてマンションを造ったのでしょう。このマンションは古い石垣を生かして作った塀が実に美しいのです。 一昨日メルマガの「単なる高級品と本当の高級品」はいつもの2倍以上の方にお読み頂き沢山の方から賛同のメールを頂きましたが、その事はアンティークジュエリーに限らず何にでも言えることなんですよ。 そう、マンションでも同じなんです。最近増えたデザイナーズマンションの中には外国人の有名デザイナーの設計を売りものにしたものもありますが、せっかく敷地に百年以上も生きていた桜の古木を効率市場主義でばっさりと切ってしまい、敷地一杯につまらない建物を建てたりしているんです。 そんな単なる高級マンションに比べてこのマンションは何と魅力のあることか・・・・。 長い年月生きて来た美しい古木はお金だけでは買えない素晴らしい財産だし、美しい町作りには欠かせないものだと思うのです。 いつかこんな建物に住んでみたいなあ・・・
- All Planning, Design & Photo by Gen Katagiri -
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