ルスツリゾートから帰る日は朝から冬の嵐でした。冬の嵐には台風以上の自然の怖さを感じます。ホテルの玄関では強風でドアが開かないように数人の人がドアを必死で抑えていました。 台風は豪雨と強風ですが、冬の嵐は猛吹雪(雪と強風)と寒さが伴う訳ですからいっそう強烈な印象があります。これは雪国に住んだ事の無い方にはなかなか解りにくいかも知れません。今は雪国の建物はアルミサッシに二重ガラスですし、暖房設備もしっかりしていますが、僕が子供の頃は冬の嵐の日は、寝ていると窓の僅かな隙間から部屋の中に吹雪きが舞い、朝起きてみるとうっすら枕元に雪が積もっていたものでした(僕の家があばら屋だった訳ではありません)(笑)。猛吹雪だとほんの僅かな隙間からでも雪は進入するものなんです。昔、猪苗代スキー場で車に寝泊まりして滑った事があるのですが、その時もエンジンが止まると排気管から車内に雪が舞うので驚いたものでした。エンジンを掛けっぱなしなら寒くないだろうと思っていたのですが、寒さでエンジンが止まってしまって寒くて眠る事が出来ず遭難寸前だったんです!(笑)
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